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2017オリックス

~オリックス、人的補償を免れる の巻~




 金銭補償

 日本ハムの吉村浩GMが20日、オリックスにFA移籍した増井浩俊投手(33)と、中日にFA移籍した大野奨太捕手(30)の補償について現状を語った。

オリックスに移籍した増井の補償については、同日付で金銭補償を要求。中日に移籍した大野の補償については、この日受け取った「プロテクト名簿」を見ながら検討することを明かした。

気になる中日の名簿の内容については「ファイターズとしてインパクトがあるリストでした。検討する価値のあるものと考えています」と人的補償の選択を示唆。すでに栗山監督には報告済みで「簡単には決められません。監督とも相談して、時間をかけて決めたいです」。具体的な決定時期については「年内に決まるか? そこはまだ分かりません」とした。

中日が提出した、「ファイターズとしてインパクトがあるリスト」の中身が正直気になりますが、
そんなことはどうでもよく、
大事なのは、
オリックスに移籍した増井の補償については、同日付で金銭補償を要求」との一文。

人的補償をしない場合、6600万円を手にできることに加え、
日本ハムの選手枠が68人にまで増えたこともあり、
たぶん金銭だと思ってはいましたが、
結論が出るまではやはり不安でした。

東京スポーツの記事とは言え、
球団関係者ではなく、GMから発せられたことばならば信頼性は高く
ファンが最も望んでいた形で、この問題に終止符が打たれそうです。



 人的補償

DeNAは二軍で好成績を残した尾仲をリストから外し、
阪神はリスト到着翌日に獲得を発表。

野上を獲得した巨人は、ルーキイヤーに9勝を挙げ通算15勝の高木勇人を外し、
「予想外、即決ですよ」と、嬉々として指名した西武。

リストから外され移籍していく選手の有望性を目の当たりにし、
不安は増幅していきましたが、
どうやらオリックスは金銭で済みそう

決して、オリックスに獲るに値する選手がいないということではなく
ランクAとランクBの金銭補償額の差がその原因と考えます。



 6600万円と1020万円

ランクAの場合、
人的補償なしの場合は旧年俸の80%の金銭補償で、
人的補償ありの場合は旧年俸の60%の金銭補償。
旧年俸2億2000万円の増井にあてはめると、その差は6600万円

ランクAで元の給料が高い分、20%といえど大きな金額となります。

ランクBの場合は、
人的補償なしの場合は旧年俸の60%の金銭補償で、
人的補償ありの場合は旧年俸の40%の金銭補償。
同じく日本ハムから移籍したランクBの大野(旧年俸5100万円)に当てはめると、その差はわずか1020万円

移籍先球団からもらえる金額の差がそれくらいならば、人的補償の方がお得という判断があってもおかしくありません。

オリックスは金銭、中日は人的補償
それは人的資源の差ではないということです。



 枕を高くして

近年のドラフト戦略の成功により、
プロスペクトが増えてきたオリックス。

大枚はたいての増井獲得には批判的な声も多く、
そのうえさらに若手有望株を獲られたならば、それはもうどうしようもないことでした。

ただ、
私が一番恐れていたのは、
復活に光が差してきた、比嘉の流出でした。
確実にプロテクトされる予想は立たず、むしろ年齢を考慮すると外されてもおかしくなかった立場だった比嘉(実際外れていたのかもしれません…)。
しかも年俸は1500万円で日本ハム側の負担も軽い。

現役生活もそこまで長くはないとしても、
戦力としての計算も立ちやすい。
一、二年ならばあのころのような獅子奮迅の活躍の可能性すらあると思っていました。

これで、
だれもチームを離れることなく、来季戦っていけます

そして、
これで、
ようやく枕を高くして寝ることができます

今夜は、いい夢がみれそうです。




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