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2017オリックス

~オリックス、コンディション・スコアラー人事異動 の巻~




 人事異動

 オリックスは28日に人事を発表した。12月31日付で齋藤俊雄スコアラー、田上健一スコアラーらが退職。齋藤氏はすでに育成コーチに就任している。また、来年1月1日付で今季まで阪神で2軍野手チーフ兼育成コーチを務めた古屋英夫氏が球団本部編成部副部長として加わる。

この日発表された人事は以下の通り。

【12月31日付】
〇球団本部管理部スコアラーグループ
齋藤俊雄 契約終了により退職
森川佳 契約終了により退職
田上健一 契約終了により退職
〇球団本部管理部コンディショニンググループ長
住田ワタリ 契約終了により退職
〇球団本部管理部コンディショニンググループ
安宅優輔 契約終了により退職
丸山哲 契約終了により退職

【1月1日付】
古屋英夫 球団本部編成部副部長(入社)
久保充広 球団本部管理部長兼コンディショニンググループ長
田中康雄 球団本部管理部コンディショニンググループ 2軍チーフアスレティックトレーナー
渡邉正人 球団本部管理部スコアラーグループ (入社)
渡邊隆洋 球団本部管理部育成グループ サブマネー (Full-Count)

昨日の記事で、日刊スポーツのオリックス元番記者のチームへの提言を引用しましたが、
今日もそこから引用します。

 現場の監督だけでなく、フロントマンも次々と交代。ゆえに球団の一貫性は乏しい。例えば、数年前にコンディショニングコーチが解任。数日前にも同部門の責任者の退団が決まった。選手の体を整える大事な部門。新任者がフィットするには、また時間を費やすだろう。ある選手は「球団は僕らのことを考えてくれているのか…」と嘆いた。

数年前に解任されたコンディショニングコーチは、現阪神の本屋敷俊介。
本屋敷に関しては、2015年シーズン後に解任。
故障者多発によるチーム低迷の責任を取らされての意味もあったと思います。

驚いたのは、「数日前にも同部門の責任者の退団が決まった」というところ。
現責任者は、中日等で同職を務めた住田ワタリ。
前述の報のとおり、昨日、正式に退団が決まったようです。
故障者が減ってきた印象があったのですが…。




 コンディショニング部門

しかも、コンディショニング部門の入退職者の数を数えてみると、
退職3人で入職2人。
追加される可能性はあるにしても現状は1名不足

しかもそのうちの一人、コンディショニンググループ長を務める久保充広は近鉄→オリックスの元捕手で、退団後はブルペン捕手や編成部に所属。
寡聞にして知らないのですが、久保はトレーニング・コンディショニングについて責任者が務まるだけの勉学を積んできたのでしょうか。

個人事業主でもあるトレーナーは、
いい給与がもらえるところがあれば移動するのも自由ですし、開業することも可能。
実際、元近鉄→オリックスの吉良俊則は、チームトレーナーを数年務めたあと、
福岡で「Kira接骨院」を開業されています。

どのような事情があっての退団か不明なので一概に否定はできないのですが、
人員的に、
組織的に、

そして内部事情的に不安ではあります。



 スコアラー部門

スコアラー部門も同様で、
3人が退職し、入職は元ロッテの渡辺正人1名。
一軍打撃コーチから高橋光信がスコアラー復帰予定も、こちらも現状、入退職者の数が合わず

加えて、渡辺のスコアラー就任を報じた12月18日の日刊スポーツの記事には、このようなことが記載されています。

 オリックスは昨シーズンからスコアラーの球団担当制を敷き、より深くライバルを分析。今季は欠員が生じたが、来季は渡辺氏を増員して担当制を復活させる。この日、初出勤した渡辺氏は西武を担当する予定。「機会をいただいたオリックスに感謝しています。独立リーグでは環境の違いを感じながら、選手といろんなことができて勉強になった」と経験を新天地に生かす意気込みを語った。

なぜ欠員が生じたのか、
病気等では仕方がないとはいえ、
欠員を補充することなく、スコアラーが欠けたままの状態で一年間戦ってきたということ。
標榜していたスコアラー担当制も有名無実化となり…。

来季は担当制を復活させるとあることから、配置転換や追加採用にてスコアラーをさらに増やしていくのでしょうが、
やはりこちらも、
コンディショニング部門同様、不安です。



 「裏方さんへの球団の意識」

チームを陰で支えるトレーナーやスコアラー。
裏方と称される彼らのサポートがあってこそ、チームはチームとしての体をなすことができます。

その点に関して、チームリーダのTが自身の契約更改の席上で球団に話をしてくれています。

 オリックスのT―岡田外野手(29)が11日、大阪市内の球団事務所で契約更改に臨んだ。昨オフに3年3億円の複数年契約を結び、変動制で20%アップの1億2000万円でサインしたが、約2時間にも及ぶ話し合いの大半は裏方さんの待遇改善だった。

裏方さんへの球団の意識ですね。裏方さんがあって僕らは練習ができる。チームとして大事な部分。僕らほど給料をもらっているわけではない。その方たちが抜けてしまったら僕らも困る」。T―岡田からすれば球団の裏方さんへの対応が十分に見えず、待遇やコミュニケーションなどの改善を訴えたという。(東京スポーツ)

昨日発表された人事異動をみる限り、
Tの裏方への感謝や、希望が形として表れたようにはどうも思えません
つまり、裏方さんへの球団の意識は変わらぬまま。

「裏方さんがあって僕らは練習ができる」

何度も書きますが、
やっぱり、
不安です。





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