~オリックス、2018年ドラフトに向けて①(高校生編)の巻~
2018年ドラフト会議
10月25日(木曜)が2018年ドラフト会議。
例年通りドラフト観覧募集に外れ、今年も自宅で。
私がドラフトに興味を持ったのは、野茂ドラフトの1989年。
「いり豆をかじりながら、天下の英雄豪傑共を罵倒するのは、天下第一の楽しみである」と語った荻生徂徠のように、そのころからドラフト候補生の将来を勝手に推測し、オリックスの指名に一喜一憂し。
愛するオリックスについて称賛、批判を自由にさせてもらっている立場。
だからこそ今年も、責任をもって有望選手の自分なりの評価を記録として残しておきたい。
なお、2017年のドラフトについても今年中にまとめたいと思っています(福田くん、ごめんなさい…)。
高校生四天王
まず今回は高校生。
私が観たなかでのベスト10は以下の通り。
1位:藤原恭大(大阪桐蔭:外野手):強打に加えて俊足、強肩。おまけにマスクもよく。トリプルスリーの可能性を秘めた、力強さみなぎるバッター。
2位:吉田輝星(金足農:投手):力が抜けた甲子園2回戦以降のピッチングが秀逸。ストレートにキレがあり、フィールディングも出色。夏以降には出てくるのでは。
3位:根尾昂(大阪桐蔭:内野手):いわゆる二刀流。藤原に比べるとバッティングの力強さが物足りないものの、それを補って余りある頭の良さと野球に取り組む姿勢。将来のチームリーダー。
4位:小園海斗(報徳学園:内野手):走攻守に高いレベルでまとまり。現状オリックスのドラ1最右翼。オリックススカウト陣が最も好みそうなタイプ。
ここまでは幾度か書きました。
5位~10位
次に5位以下。
5位:米倉貫太(埼玉栄:投手):名伯楽若生監督の秘蔵っ子。それだけでも十分が価値あるも、癖のないフォームから放たれる直球は申し分なく。ただまだ成長途上。体ができれば末恐ろしく。
6位:太田椋(天理:内野手):父は元近鉄で現オリックス打撃投手の太田暁。サラブレッドは強打の遊撃手。将来的にショートを守れる守備力はないが、そのバッティングは魅力十分。
7位:戸郷翔征(聖心ウルスラ:投手):U18選抜との壮行試合で一気に名を挙げた右腕。ドラ1が有力視される根尾、藤原、小園を三者三振と完封。
8位:万波中正(横浜:外野手):一年時の鮮烈なデビューからみると物足りず。ただ走攻守のスケール感は出色。彼を育てきれれば一軍レギュラー10年安泰。
9位:石橋康太(関東一:捕手):インサイドアウトのスイングができている好捕手。癖のないバッティングは高校生とは思えず。
10位:濱田太貴(明豊:外野手):飛ばせるポイントを知っているのが強み。体が小さいのがウイークポイントも先輩・今宮もそうだった。
小園海斗、太田椋
大谷翔平そっくりのフォームで評判の渡辺勇太朗(浦和学院)や、野手として大きく育てたい野村佑希(花咲徳栄)が次点。
私の中では、オリックスが高く評価している8選手に含まれるとされる、引地秀一郎(倉敷商)、サイドの市川悠太(明徳義塾)はグッとひこまれるものがなくランク外。
上記10人の中でいまのところオリックスの指名候補として挙がっているのが、小園に太田。
太田の体がもっと大きくなり、サードを守らせれば、かなり面白い選手になりそうです。
明日は大学生・社会人編です。