~オリックス、2018秋季キャンプメンバー② の巻~
稲富宏樹
一昨日の記事(~オリックス、2018秋季キャンプメンバー① の巻~)の続きで、今回は野手編。
捕手から。
高知組:高城・伏見・西村・若月・(育)稲富
居残り組:飯田・山崎勝・(育)フェリペ
飯田が両膝治療のため高知行きを断念し、稲富が高知へ。
稲富に関しては、鈴木バッテリーコーチ曰く「若月の1年目の時に比べたら雲泥の差で稲富の方がいい。まだ、頭が固いし真面目すぎる部分があるけど、その分、吸収力は高いから何か掴んだらいい捕手になる。その辺は若月に似ているかな」(Full-Count)。
高卒1年目の育成選手にしては出場機会を多くつかみ、台湾ウインターリーグへの派遣も決定。
期待の大きさが窺えます。
捕手はほぼ全員高知行き。
今年の高知秋季キャンプの位置づけが理解できます。
廣澤伸哉
次に内野手。
高知組:白崎・安達・西野・宗・大城・山足・鈴木昂・廣澤
居残り組:福田・小島・岡崎・(育)比屋根
9月中旬の日本ハム戦でのヘッドスライディングで「内側側副靱帯損傷」と診断された福田。
その治療に専念ということでしょうか。
次世代の遊撃手争いは、いまのところ廣澤が一歩リードか。
守備が評価されてのプロ入りながら、課題の打撃でも成長の跡が窺え、フェニックスリーグに視察に訪れた西村も「広沢が目についた。田口2軍監督からも状態がいいと試合前に聞いていたけどきっちり2本、まっすぐを芯で捉えていた」(デイリースポーツ)と目を細め。
来季はここにドラ1・太田椋が参戦。
切磋琢磨して欲しいものです。
根本薫、佐野皓大
最後に外野手。
高知組:西浦・吉田正・小田・T-岡田・武田
居残り組:後藤・宮崎・根本・佐野・杉本・(育)張
高卒ルーキーの西浦が高知へ。
プロ入りから一年、プロ初ヒットも記録し順調な成長をみせています。
根本と佐野が居残り。
昨年の台湾リーグ・今春のキャンプで目立った根本は二年目の壁に弾き返され。
ファーム打率,169は野手転向実質一年といえど、期待の大きさに比べれば寂しく。
昨年野手転向に伴い育成落ちの佐野は、7月末に支配化復帰。
打はまだまだですが、終盤代走要員で一軍昇格しプロ初得点を記録。
藤井のもとで打撃を徹底的に鍛えてほしい。
後藤駿太
驚きよりも当然という印象が強い、後藤の居残り。
プロ8年目の選手がファームで64試合に出場し打率,163。
一軍での出場も33試合で、プロ1・2年目と同程度の少なさ。
ずっと書いてきましたが、
打率2割程度の外野手がスタメンに出るチームが強いはずがなく、
後藤を押しのける選手の登場がチームのスケールアップのためには絶対的に必要。
吉田正尚が出て、
今年、宗(と小田)が現れて、ようやくチームは一つの階段を登り。
もちろん球界屈指の守備力を誇る後藤が上にいれば戦力になりますが、
そのためにはかなりバッティングを強化しなければ。
来季プロ9年目。
もはや若手とは呼べず。