~オリックス、2018・10大ニュース(前編)の巻~
今年も成就せず
早いもので、今年も終わり。
宿願は今年も成就せず、来年に持ち越し。
今年は戦力的にもそれなりの自信があり、絶対王者のソフトバンクに故障者が続出した好機もまったく生かせず、優勝はおろか4年連続のBクラス。
いつになったら喜びの記事が書けるのか。
ひとまず愚痴はここまでとし、
2018年のオリックスをランキング形式で、極私的に振り返ってみたいと思います。
シーズン中の思い出よりもシーズン終了後の諸々の事象の方の印象が強く、それが反映された順位となっています。
記憶力の衰えを感じる年齢のせいか、
はたまたシーズン中の試合が面白くなかったためか。
10位:小谷野・中島退団
10位:小谷野・中島退団
2014年オフの大型補強の目玉であった小谷野栄一と中島宏之が、揃ってオリックスを去りました。
4年の大型契約が今年で切れる中島に減俸制限内の提示ができるはずもなく、
野球偏差値の高い小谷野にはもう一年とシーズン当初は思っていたものの、後半再昇格した際の波打つスイングはもはやプロのレベルには程遠く。
チーム成績、個人成績が示す通り、目に見える形でチームに貢献したとは言えない二人でしたが、
中島や小谷野に感謝する選手の声は多く聞きます。
彼らの種子がいつか大きな花となってくれれば。
9位:田嶋大樹、開幕2戦目に初勝利
9位:田嶋大樹、開幕2戦目に初勝利
鮮烈。
そのことばがふさわしい、素晴らしい田嶋大樹のデビュー戦でした。
変化球が全く入らず、ストレート一本槍にならざるを得なかったこの日の田嶋のピッチング。
それでも前年日本一のソフトバンクの打者が、その直球を狙っていながら前に飛ばすことができなかった。
5回を投げ、被安打1失点1。
田嶋のプロ初勝利がチームの今季初勝利となりました。
6勝3敗、防御率4.06。
実力は証明できました。
来季、できれば早いうちにマウンドに戻ってきてくれれば。
8位:西勇輝、FAで阪神へ
8位:西勇輝、FAで阪神へ
10勝投手の移籍の割には低い順位となったのは、昨年の契約更改での発言で、ある意味既定路線であったから。
オリックス最終年の覚悟をもってキャンプ・オープン戦を過ごし、初の開幕投手を任された西。
結果は黒星も十分なピッチングで、いよいよ西勇輝・エース襲名と喜んだものの急仕上げの影響もあり尻すぼみ。
終わってみれば10勝13敗と、例年通りの西。
昨年の契約更改の場で、西に複数年契約を提示しなかったのはフロントのミスだと思っていましたが、
阪神移籍に伴う記事等を読むと、チーム内での西の言動を知るフロントだからこそ提示しなかったのではという思いがいまはしています。
いずれにせよ、新天地で頑張ってほしいものです。
西なら、きっと大丈夫。
7位:増井浩俊、リーグ2位の35セーブ
7位:増井浩俊、リーグ2位の35セーブ
クローザーに強いこだわりのある増井浩俊。
そこを求めて西下、オリックス入団。
年齢と契約内容を考えるとその獲得には反対の立場でしたが、全くもって私の不明。
増井がいなかったならばこの順位も難しかった。
抜けた平野の代わりをしっかりと務めてくれました。
6位:山本由伸、オールスター出場
6位:山本由伸、オールスター出場
昨季の快投で多くのオリックスファンを虜にした山本由伸。
アルバースとの先発6番手争いに敗れ、ファームで昨年同様圧倒的なピッチングをみせていた山本に命じられたのは、セットアッパー転向。
これがチーム浮上のきっかけとなりました。
惜しくも新人王は逃したものの、
そのピッチングを絶賛する声はライバルチームの選手からも多く聞かれ。
来季は念願叶っての先発再転向が濃厚。
西と金子の14勝は、山本一人で十分賄えうる数字です。
2018・オリックス10大ニュース前編は、ここまで。
参考までに11位以下のニュースを。
・山田修義、月間最多登板記録達成
・佐藤達也、引退
・アルバース、怒涛の快進撃
・杉本裕太郎、2試合連続満塁本塁打
などなど。
明日、今年最後の記事は、
2018・オリックス10大ニュース後編です。