~オリックス、2018・10大ニュース(後編) の巻~
5位:神戸の誤審
昨日の~オリックス、2018・10大ニュース(前編) の巻~に続いて、大晦日の今日はオリックス2018年10大ニュースの5位から。
ちょっとマイナスな事柄が多いかもです。
5位:神戸の誤審
交流戦をリーグ1位で駆け抜け、反撃態勢を整えたオリックス。
リーグ戦再開後初戦の神戸で起きたこの誤審騒動。
リクエスト導入初年に起きた球史に残るこの事件を、チームは怒りのパワーに変えることができず反発できず、落ち込みまたは不貞腐れ沈んでいった姿はまさに弱者のもの。
そんななか、誤審に泣きながら一言の愚痴も文句も言わなかった近藤大亮は立派でした。
岸田の後の投手陣のリーダーは、近藤に任せたい。
4位:吉田正尚、交流戦MVP&ベストナイン選出
4位:吉田正尚、交流戦MVP&ベストナイン選出
腰を手術で根本的に治療した結果、初の全試合出場を果たした吉田正尚。
試合に出ればそれなりの数字を残すのは当然で、打率,321、本塁打26、打点86。
交流戦MVPに加え、ベストナインにも輝きました。
来季も四番を任される予定ですが、
その上下の打者がもう少し頑張ってくれれば吉田の数字はまだ伸びます。
そこはやはりTに担ってもらいたい。
まだTY砲を、いやT-岡田を、諦めていません。
3位:伊藤光、トレード
3位:伊藤光、トレード
今季の開幕戦のマスクを任されたのは、若月ではなく伊藤光。
しかし、2016年同様チームを勝利に導くことができず徐々に出番と信頼を失い、ついにはトレード。
オリックスでの伊藤の最終戦となった楽天戦での攻守にわたるミスが致命傷となりました。
トレード自体は致し方ないものの、白崎と高城との交換には、もう少しうまく交渉を進めることはできなかったのかという思いは否めず。
ただ谷繁も厳しく評価していた通り、それがいまの伊藤の力なのかもしれません。
来季DeNAは捕手二人制とのこと。
オリックスOBとして頑張ってほしいものです。
トレードという性質はあれど、衝撃度としては今季一番でした。
2位:金子千尋、退団即日本ハムへ
2位:金子千尋、退団即日本ハムへ
4年総額24億で30勝。
契約自体は失敗の部類で、さらに今季4勝の投手にオリックス側が減額制限を超える提示を出すのは至極当然のこと。
「年俸や年数、インセンティブ、そういうことに関して、一切、僕からはそういう話をしていない。そこでもめているみたいに話をされるのは嫌です」(日刊スポーツ)と条件闘争を否定しながら、交渉の席には代理人を同席。
では何に拘っているのかの問いに対して明言もなく(いろいろ言えない部分があるのは重々承知していますが)。
最後までよく分からないという印象で、元エースがチームを去っていきました。
同リーグの日本ハムへの移籍。
西と違って対戦する機会は多くあり、ここまでチームを支えてくれた金子への恩返しはバットで。
1位:福良辞任
1位:福良辞任
福良にいつまでもこのチームを指揮してもらいたいからこそ、今年こそ昨年までの反省を生かしてくれればと毎年願ったシーズン前。
しかし、バント偏重と、長距離砲と先発投手への我慢のなさは年を追うごとに増し、結果一度もAクラスに入ることなく、監督辞任となりました。
阪急時代からその職人的なプレーを愛し、
日本ハムから戻ってきてくれたときはガッツポーズが出るくらい嬉しかった。
しかし、福良が去った来季、悲しみよりも希望に溢れているのが私の本心。
プレーヤーとしても一流。
人間としても一流。
日本ハムの二軍監督時代は小谷野に中田を育て、
梨田・栗山政権下のヘッドとしてもチームを日本一に導いた福良。
しかし、一軍監督は向いていなかった。
ただそれで福良淳一の価値が下がるわけではなく、
若かったあの日の感情にようやく戻るだけ。
生まれ変わる
2018年最後の記事にしては、暗くなってしまい申し訳ありません。
図らずもメジャーで流行りのチーム解体を率先したオリックス。
4年前の大型補強の中心人物であった中島、小谷野、金子が去り、監督も代わり、チームが生まれ変わるにはこれほど最適なタイミングはなし。
阪神からの人的補償でも若い竹安大知を獲得し、育成の方向性にブレはなし。
来年即優勝と強気にはなれずも、
それほど弱いチームとは思えず、
楽しみの方が強い2018年の終わり。
みなさま、今年もありがとうございました。
新しく生まれ変わるオリックスバファローズとオリックスファンの方々に幸多からんことを。