~オリックス、2018年キャッチフレーズ「BRAVE SPIRIT 勇猛果敢」 の巻~
「BRAVE SPIRIT 勇猛果敢」
12球団最後の発表となった、2018年オリックスのキャッチフレーズ。
大トリを飾るにふさわしいものでした。
「BRAVE SPIRIT 勇猛果敢」
「選手、スタッフ、ファンが一体となり、勇気を持って、果敢に挑んでいく。熱く戦うチームの姿を表している」という意味。
意味はともかく、
キャッチフレーズに「BRAVE」「勇」そして「猛」という、愛すべきことばたちが用いられたのがなによりも嬉しい。
原点回帰
昨年10月に発表された2018年のサードユニ。
「勇敢に」をコンセプトに、勇敢に立ち向かうチームの姿を表した「赤」が取り入れられたものでした。
オリックスファンにとって、
「赤」といえば、阪急、
そして、近鉄を思い出します。
原点回帰―。
阪急からオリックスへの譲渡で、赤い勇者が青い勇者となり、時を経ず青波へ。
球団旗が示していたように、オリックスのチームカラーは青・黄でしたが、
合併後の2011年に一新。
金・白・ネイビーがイメージカラーとなりました。
変更によりスマートにはなったものの(現在のユニフォームは12球団で最もかっこいいと思っています)、特徴は薄く。
阪急そして近鉄の香りのする、赤のサードユニに、
心躍らせました。
「BRAVE」「勇」「猛」
そしてこの発表。
「BRAVE SPIRIT 勇猛果敢」
サードユニでも用いられた、「勇者」の「勇」に、
「BRAVES」の「BRAVE」、
さらに、
近鉄バファローズの愛称でもあった「猛牛」から「猛」が加わる。
近年稀にみる、
いや、過去のどのキャッチフレーズよりも素晴らしいものが出来上がりました。
2014年「進撃 2014 さらに、ひとつになろう」
2015年「輝氣 2015 輝こう、いっしょに」
2016年「俺のオリックス」
2017年「野球まみれ 一勝懸命 2017」
レベルが違います。
轍
昨年、MBSラジオ『MBSベースボールパーク』に出演させていただいた際に、
「拝啓 オリックス様」という題で、愛するオリックスへの思いを朗読する機会を頂きました。
「阪急、近鉄、オリックス。
ブレーブス、ブルーウェーブ、バファローズ。
多くの名称がチームの苦悩を物語っています。
しかし、それもすべてこのチームの誇るべき歴史です」
その手紙で上記の思いを電波に乗せたのですが、
生まれがどこであろうが、
育ちがどこであろうが、
それらの轍はすべていま、オリックスバファローズに繋がっています。
そして、
その轍は決して負の歴史ではなく、
誇るべき、語り継ぐべき財産です。
「BRAVE SPIRIT 勇猛果敢」
いままで目を伏せてきた、「勇者」の歴史に再び光を灯す。
消えた近鉄への思いを「猛」の一文字に託す。
先人が築き上げた、
多くのファンが思いを寄せた過去に目を向けることができたこのチームは、
いま、
大きく変わろうとしています。
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