~オリックス、2018・宮崎キャンプ打ち上げ の巻~
佐藤達也
キャンプ最終日。
5イニング制の紅白戦が最後に行われましたが、
先発予定の佐藤達也が腰の違和感にて登板回避。
まっさらなマウンドに立つ佐藤の姿が観たかったのですが、残念ながら叶わず。
1ヶ月間二軍のままだった佐藤達也。
しかし、そのことに大きな違和感を抱かなかった現実。
実力社会ゆえ仕方ないこととはいえ、やはり寂寥感は拭えず。
この好機をみすみす逃す不運には、本人が一番がっかりしていることでしょう。
チャンスはまたあります。
チームの危機を、あの頃のように救ってほしいものです。
山岡泰輔と開幕投手問題
もう一ついやなニュースが。
開幕投手候補の山岡が別メニュー調整に。
侍ジャパン辞退の原因となった、肩痛の再発でなければよいのですが…。
懸案の開幕投手問題については、スポニチ・サンスポの二紙が金子の開幕回避→火曜スライドを報じました。
実績十分の金子に福良がゴーサインを出さなかった以上、
その是非はともかく、金子の開幕回避は予想できたこと。
懸案と書きましたが、
この問題をここまで長引かせているのは、ひとえに福良の決断力のなさ。
金子開幕回避説が明らかになったのは昨年11月下旬。
監督の権限として、「今年は金子に最も大事な火曜を任せます」と言えばよかっただけのこと。
決めていたにもかかわらず、そこを長々と引き延ばす。
よく分かりません。
吉田正尚、宗佑磨、武田健吾
紅白戦では三番・レフトで吉田正尚が今季初実戦。
ヒットは出ませんでしたが、
術後の身、この時期に打席に立てればよし。
あとはタイミング。
残り一ヶ月でアジャストしていければ大丈夫でしょう。
実戦を積ますべく、一番・センターで宗が先発出場。
センターのレギュラー最有力候補の武田は六番・ライトで出場。
追いやられた格好も、武田の守備力は首脳陣も十分に評価済み。
勝ち負けを意識しなくていいこの時期だからこその宗のセンター起用。
昨年の,295を無駄にせず、
武田には、腐ることなく精進してもらいたいところです。
山崎勝己
紅白戦で最も目立ったのはベテランの山崎勝己。
ストライク送球で3つの盗塁を阻止しました。
「このチームで優勝したい」(Full-Count)と語る山崎。
FAでオリックスを選んでくれた選手には、人一倍の愛着と恩義を感じます。
捕手の36歳は、老けたというより円熟味が増してきたと言ってもよく、
まだまだ働いてもらわなくてはならない存在です。
しかし、繰り返す盗塁失敗。
ここまでアウトになり続ければ、
その意欲もシーズン前に削がれるのではと思わずにいられないほど。
「いいキャンプ」
二軍調整中のTの一本締めで、長かった春季キャンプも終了。
明日から3日間は、2018球春みやざきベースボールゲームズ。
待ち望んだ対外試合です。
福良のキャンプ総括は、
投手も野手も高いレベルで競争ができていますし、いいキャンプにすることができたと思います。
田嶋はブルペンでいいボールを投げているので、これからの実戦で結果をだして、先発ローテーションを勝ち取ってほしいですね。増井も順調にきていると思いますよ。
みんないい動きをしていますが、若い野手陣は、もう少しアピールしてほしかったというのはあります。ここから開幕までの一か月も競争です。全員で一番上を目指してがんばっていきます(オリックスバファローズHP)
バントや右打ちといった小技に時間を費やした昨春に比べ、
新任の藤井に福良が頼んだのは「数を振らせてほしい」(西日本スポーツ)。
その要望に藤井の卓越した理論が加わりました。
福良は若い野手陣に不満のようですが、
もともとプロスペクトの数が少なく、私としては宗、根本、杉本などよく出てきた方かと。
福良が言うように「いいキャンプ」であったかどうかは、
明日からの実戦にかかってきます。
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