祈優勝! オリックスバファローズ

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2018オリックス

~オリックス、スピードアップ賞受賞 の巻~




スピードアップ賞

 日本野球機構は18日、試合を心地よく、魅力的にするためにスピーディーに進めた選手、チームに贈る「ローソンチケット スピードアップ賞」を発表。投手部門はセ・リーグが10・4秒の三上朋也(DeNA)投手、パ・リーグは11・1秒の多和田真三郎投手(西武)、打者部門はセが11・4秒の京田陽太内野手(中日)、パは12・0秒の藤岡裕大内野手(ロッテ)が受賞した。

レギュラーシーズンで最も平均試合時間(9回試合のみ)が短かったチームは、セが3時間9分の巨人、パが3時間6分のオリックスで、それぞれ賞金100万円が贈られる。(サンスポ)

貰えるものはこの際なんでも貰っておきましょう。

セの巨人より短いということは、12球団ナンバーワン。
その要因を探ると、
今季のオリックス攻撃陣を象徴する「早打ち」に辿り着きます。



早打ち

「早打ち」に対して批判の声を多く聞きましたが、
私自身そこまでの否定はせず。

ごく当然のことながら、追い込まれるたびに打率が悪くなるのは自明の理で、
それならば初球からいわゆる好球必打で攻めていくことは攻撃の理に反することでは決してなく。
特に千賀や岸など決め球を有するピッチャーとの対決では、むしろ追い込まれる前に積極的に勝負していくべし。

ただ、今季のオリックスに関しては制球に不安のあるピッチャーに対しても同様に早打ちを続け。
この傾向は福良の犠打と同じでTPO構わず
福良が去りその点は変わって、臨機になっていってくれるのではないでしょうか(願望を込めて)。



ボストン・レッドソックス

また、今季のアリーグ東地区覇者で、現在、昨年世界一のヒューストン・アストロズと激戦を繰り広げているボストン・レッドソックスの躍進の理由の一つとしても、早打ちが挙げられています

ムーキー・ベッツやJDマルティネスのMVP候補も積極的に早いカウントから打っていき、キャリアハイというべき数字を残しました。

メジャーに関してはいわゆる「オープナー」の存在など、分業制からもう一歩踏み込んだ革新的継投が今季生まれましたが、
それはそれだけリリーフ投手の質が高いことの表れでもあり。

待球作戦で先発陣の疲弊を狙ったとしても、確実に100球で先発は代わり、
その後に95~100マイルを平然と放るリリーフ陣が多数控えている。
そして、むしろ彼らは先発陣より厄介で。
つまり、
待球作戦が効果的ではないということ。



結局は、結果

この傾向は日本でも同様であり、
我がオリックスをみても、先発より山本や吉田一将、山田修義、そして増井浩俊が控えるリリーフ陣の方が質が高く
シーズン後半などより著明でした。

つまり、早打ち自体は決して悪いものではないということ。
先発ももちろん、決め球を有する投手が多いリリーフ陣に対しても。

結局は、結果
作戦自体は有効であっても結果がでなければ失敗、無策と罵られ。

福良が最後まで信奉した犠打に関しても同じこと(すなわち結果評価論)を言う方もいますが、
こちらは作戦自体がすでにセイバー上で否定されており、さらには3年間の福良政権がその無効をきっちりと証明しており。



もう三つ

早打ち以外の試合時間短縮の要因としてはもう三つ。

一つは福良がロッテ・井口や楽天・平石らと違って、試合の流れをつくる意味でのムダなリクエストを行わなかったこと。
シーズン前に監督同士で本来の使い方以外での使用をしないよう取り決めていたものの、それを平然と破りこれが勝因と語るみっともない監督もいましたが、福良はそのような規約違反は行わず。
さすがです。

もう一つは、悲しいことながら、あまりにも打てず自チームの攻撃時間が短かったこと
そしてこれに付随する形でもう一つ、リーグトップの防御率を誇った投手陣が自チームの守備時間を短くしたこと。

これらの4要素が複合しての、晴れあるスピードアップ賞受賞と思われます。



アルバース

なお、私がこの報を受けて首を傾げたのは、パリーグ投手部門の受賞者にアルバースの名がなかったこと。
気持ちいいくらいのテンポの良さだったアルバース。

しかしながら、この賞の受賞条件として、先発投手は120イニング以上投げていなければならないとのこと。
アルバースは114回で惜しくも届かず。

来季は二桁とともにこの賞も受賞してもらいましょう。

オリックス・バファローズ、スピードアップ賞受賞。

まあ何事も、一番になるのはいいことです。



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