~オリックス、2019ドラフト候補総合評価ベスト10 の巻~
追加一枠・中川圭太
一昨日は高校生、昨日は大学・社会人について書いてきましたが、今日はそれらをまとめての総合評価ベスト10。
福良GM曰く、「指名は5~6人」。
昨年は長村球団本部長が「指名は6人」と言いながら、本指名7人。
追加一枠で獲得したのが、昨年のドラフト一番の大当たり・中川圭太。
中川が残っていたから急遽一枠指名枠を増やしたという当日の流れだと思われますが、これこそがドラフトの妙。
そしてまたオリックスは、下位指名の大学生・社会人がよく働きます。
トップ3の並び
連日の記事をまとめて、以下、個人的ベスト10。
1位:佐々木朗希(大船渡/投手):松坂以来といっても過言ではない「令和の怪物」。高校生投手が育つ土壌があり、さらには注目度が極端に低いオリックスは純朴な少年にはベストな環境では。
2位:森下暢仁(明大/投手):今ドラフト即戦力ナンバーワン。「開幕から働ける投手」に拘泥し山岡獲得を推した福良がいまGM。現実主義者の福良が最も好きそうなタイプで、私の中ではオリックスドラフト1位予想の最右翼。
3位:奥川恭伸(星稜/投手):春から夏にかけてさらに伸びた右腕。開幕から上で投げていてもおかしくないくらいの完成度。
注目のトップ3はこの並び。
この中の誰かをオリックスが獲ってくれれば、今ドラフトの勝ち組で万々歳。
4位~6位
以下4位以降。
4位:佐藤都志也(東洋大/捕手):三拍子そろった好捕手も、個人的には打を最も評価。外野も守れ、選手獲得時オリックスが高く評価するユーティリティも兼ね備え。タイミングの取り方変えればもっと打てるはずで、振り自体は将来的に20本塁打も可能なスイング。東洋大主将。
5位:石川昂弥(東邦/内野手):木製バットへの順応性が高く、あとはプロの投手に対する適応力。
6位:宮川哲(東芝/投手):ストレートにカーブは一級品。大阪出身の強気な右腕。後ろも前も任せられるピッチャー。
7位~10位
最後に7位~10位。
7位:河野竜生(JFE西日本/投手):5位の宮川とほぼ同評価。クレバーさは東京ガス時の山岡に似て。高卒社会人で伸びしろももちろんあり。
8位:宮城大弥(興南/投手):高校生とは思えない左腕。一球一球に意図が見える投手。一軍マウンドはかなり早いのでは。
9位:立野和明(東海理化/投手):高卒社会人で完成はまだ先も、その伸びしろは計り知れない。
10位:吉田大喜(日体大/投手):ストレートだけなら大学・社会人ナンバーワンかも。後ろで1イニング限定で投げればストレートの威力はさらにアップ。
次点
次点は、パナソニックの大砲・片山勢三に、創志学園・西純矢。
いま流行りのぽっちゃり型長距離砲の片山。
中村剛也や山川穂高が対比としてよくあがりますが、富士大時代の山川に比べれば技術も迫力も物足りず(中村の高校時代は覚えていないので比較できず)。
魅力的な選手であることは間違いありませんが。
結果単独となった吉田一将のようなことはなく、佐々木・森下・奥川は抽選必至。
重複覚悟でトップ3に向かうか、それとも単独指名に切り替えるか。