~オリックス、2020年度新入団選手①(宮城大弥・紅林弘太郎) の巻~
ドラフト1位・宮城大弥
真新しいユニフォーム姿が初々しい若者たちがずらりと並んで、計13人。
支配下5人・育成8人の平均年齢は19.2歳。
2020年度オリックス新入団選手。
新たな仲間が増えました。
ドラフト1位は、宮城大弥。
172㎝・80キロの左腕は中学時代から名を馳せ、高校でも順調に伸びてU-18選出。
大学生相手にも臆せず堂々と向かい合いました。
速球・変化球ともにキレあり、高校生左腕にしては制球もまとまり、U-18でも一人大学生が混じっているかと思うくらいに安定感抜群のピッチングを披露。
ダルビッシュが絶賛するのもよく分かります。
外れ外れ1位
ただ、その完成度の高さが伸びしろのなさともとれ、
身長の低さも相まっての外れ外れ1位。
しかし、選手の実力・成長に身長が関係ないのは、吉田正尚に山岡泰輔ですでに証明済み(山本由伸も決して大きい方ではなく)。
どっしりした下半身にもう一本芯が通れば、さらなる成長が望めるピッチャー。
シーズン後半には一軍デビューも可能では。
ドラフト2位・紅林弘太郎
ドラフト2位は、紅林弘太郎(駿河総合)。
宮城と違い、100%素材型の選手。
体も細く、スイングも力強さに欠け、一軍までには相当な時間を要するのでは。
186㎝の大型ショートで目標は巨人・坂本も、現状では中日→ダイエーの鳥越裕介のイメージ。
大学を経た同期が入ってくる4年後までにどれだけ伸びてくれるか。
東洋大・佐藤などが残っていたにもかかわらずウェーバー2番目の高評価で指名された紅林。
今ドラフトの成否は紅林の成長にかかっている気がします。
「将来的には太田・宜保と3人で、内野を守ってほしい」
早生まれの紅林。
太田椋もそうですが、成長途上の17~18歳にはその差は大きく。
宮城や太田のように名門校出身でないため、プロに入って学ぶこともたくさんあるはず。
しかしそんななか、U-18候補選手となったのはそれだけ才能が豊かで魅力にあふれるため。
福良曰く「将来的には太田・宜保と3人で、内野を守ってほしい」。
入団する紅林への期待のことばも、廣澤・岡崎・比屋根はそれを聞いてどう思うか。
甘んじるか反発するか。