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2019オリックス

~オリックス、松中信彦トークショー② の巻~




打ちながらボールを見る

一週間前の記事~オリックス、松中信彦トークショー① の巻~の続き。

トークショー終盤となり、お楽しみの質問コーナーへ。
私も手を挙げたいところですが、まずはソフトバンクファンの方に譲ります。
次に差されたのはソフトバンクのユニフォームを着た子供。
その3年生の野球少年の質問は「どうしたらホームランが打てるようになりますか?」

松中の答えは、「毎日素振り等の練習を継続して行うこと」と「少年野球の監督がよく言う「ボールを見て打つ」のではなく「打ちながらボールを見る」」そして「上から叩くな」。



少年野球

平成最後の三冠王、松中信彦の御子息はいまハンドボールに夢中。
いったん少年野球にも所属したものの、当人が少年野球(の指導)になじめず、また奥様が少年野球特有の車出しや監督へのお茶出しなどに違和感を抱き、野球からハンドボールへ転向したとのこと。

松中自身、フライボール革命の取材で米国まで渡るなど、革新的で進歩的な人間。
その松中から見ると旧態依然、古い指導法がまかり通る少年野球には首を傾げることが多い様子。



家族の負担、時代遅れ

野球界のトップがプロであることは確固たる事実。
そのプロに金髪の選手がいるなかで高校野球は丸刈り半強制。

少年野球に目を転じると、上述の保護者のお茶出しなど家族の負担大きく(ハンドボールでは全くそのようなことはないとのこと)、指導は時代遅れ
お茶を出されるのを当然のことと考える大人、子供のいるグラウンドで平然と喫煙をする大人に、果たして人間教育ができるのか。

スポーツを通してスポーツ以外のことも学んでほしいのに、
少年野球を通せば野球と勝利への異常な執着しか学べない(ことが多い)。
だから(監督の指示の有無はともかく)高校野球で平然とサイン盗みが横行する。



一球一球に監督が介入

一つ一つのプレーにここまで監督が介在するスポーツは野球以外になし。

あと1ヶ月ちょっとで始まるラグビーワールドカップ。
4年前日本代表が演じたいわゆる「ブライトンの奇跡」。
ラストプレーで、キャプテン・リーチは引き分けを狙わずトライを奪いにいって飾った大逆転勝利の裏では、客席から試合を眺める名将エディが引き分け狙いのペナルティキックを選べと叫んでいたのは有名な話。

しかし野球は一球一球に監督が介入し、選手は、たとえ少年野球であっても、監督の操り人形となることを求められる。
当然に人事(選手起用)にも影響力を持ち、大船渡の監督のように、選手を使わないで試合を落とすことすらある。

監督が勘違いする土壌は、野球というスポーツの仕組みにもある。



筒香の警鐘

横浜・筒香の警鐘は、話を聞けば聞くほど至極真っ当。

巷間伝えられる野球人口の減少。
しかし観る野球ファンは、観客動員数が示す通り増加の一途。
やはり問題は、高校以下の指導法にありと言わざるを得ません。

トークショーの中でも松中はかなりの時間を割いて、この問題を論じていました。
自らが理不尽な指導を子供時代に経験していたにもかかわらず。



質問

閑話休題。

小学3年生の子供にはこの問題は難しく、松中曰く「監督が「見て打て」「上から叩け」と言ったなら、「松中が「それは違う」と言っていた」と言っていいよ」のことばで締めました。

そして、次に私が手を挙げ、無事指名され質問。
ソフトバンクファンが99%の会場の中、私の質問は、
なぜオリックスはこんなに弱いのか、弱くなったのか?
Tはなぜ打てないのか?
③(野球解説でその卓越した打撃理論に感心することの多い)松中氏はホークス以外のユニフォームを着る気はあるのか?

③を除き、会場のほとんどの方には興味のない質問ですが、私はこれを尋ねるために足を運んだといってよく。

これらの回答については、また次回に。





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