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2019オリックス

~オリックス、楽天・ロッテの大量移籍劇の裏で の巻~




2強1中3弱

今オフ、ストーブリーグの“主役”となっているのがロッテと楽天だ。ロッテはFAの美馬学(楽天)、福田秀平(ソフトバンク)を獲得、一方の楽天もFAの鈴木大地(ロッテ)を獲得するなど活発に補強を進めている。(Full-Count)

近5年の成績・実力でいえば、パリーグは2強1中3弱

3年連続日本一のソフトバンクに2年連続パリーグ制覇の西武が抜け、以下、2016年日本一の日本ハム。
その後にAクラス2回ずつのロッテ・楽天が続き、飛びぬけて弱いのがオリックスバファローズ。

ロッテ・楽天ファンからすれば、オリックスと同じ3弱とまとめられるのは不愉快でしょうが。



ロッテ→楽天

そのロッテに楽天が今オフ、積極的に補強を進めています。

 特徴的なのはロッテから楽天、楽天からロッテへの選手の往来が激しいこと。今オフ、両チーム間で動いた選手は以下の通り。

【ロッテ→楽天】
鈴木大地内野手 FA移籍
東洋大から2011年ドラフト3位でロッテ入団。内外野をこなすユーティリティープレーヤー。遊撃手として2度のベストナイン(2013、16年)、二塁手としてゴールデングラブ賞(17年)に選出されている。通算1061試合出場で999安打、打率.274をマークしている。

酒居知史投手 美馬学投手の人的補償で獲得
社会人を経て2017年ドラフト2位でロッテ入団。1年目は先発で5勝をマークし、3年目の今季は救援で54試合、5勝4敗、20ホールドと活躍した。

涌井秀章投手 金銭トレード
横浜高から2004年ドラフト1位で西武入団。14年にロッテにFA移籍した。通算133勝128敗、37セーブ、防御率3.51。最多勝3度(2007、09、15年)、09年に沢村賞に選ばれている。今季は18試合で3勝7敗にとどまった。西武時代に、楽天石井GMや岸孝之投手、来季加入する牧田和久投手らと一緒にプレーしている。

チーム内での扱われ方をみれば、鈴木大地のFAは当然。
今季は強打の二番打者として、そしてそれまでも、鈴木には痛い目に遭ってきました。
セリーグに移ってほしかったものの、同じパリーグ移籍ではプラマイゼロ。



酒井、涌井

今季54試合登板の酒居のプロテクト漏れには驚きました。

それだけ若手投手が伸びてきているとの自信からのプロテクト外しなのでしょうが、計算できる投手は何人いてもいいわけで。
これからが旬の可能性もある26歳右腕のプロテクト外しは、2008年に小松・金子・近藤・山本らを擁し2位に上がった翌年にその若手投手陣の崩壊により大惨事に陥った経験を持つオリックスファンからみれば、やや過信に思われ。

涌井に関しては、鈴木とは逆に同じパリーグに残ってくれてありがたい、その一言。



楽天→ロッテ

【楽天→ロッテ】
美馬学投手 FA移籍
東京ガスから2010年ドラフト2位で楽天入団。入団3年目の日本シリーズでMVPを獲得した。今季は自身4度目の規定投球回に到達(143回2/3)。8勝5敗、防御率4.01だった。通算185試合登板、51勝60敗、防御率3.82。

小野郁投手 鈴木大地内野手の人的補償で獲得
西日本短大付高から2014年ドラフト2位で入団。今季は自己最多の13試合登板、0勝0敗、防御率6.27。2軍では35試合に登板して2勝3敗14セーブ、防御率3.32の好成績だった。

○フランク・ハーマン投手 入団決定
メジャー通算109試合登板を誇る35歳の右腕。2017年に楽天に入団し、主にセットアッパーとして活躍。NPB通算153試合、10勝7敗、19セーブ、66ホールド、防御率2.59。今オフに自由契約になっていた。

西巻賢二内野手 楽天戦力外→テスト入団
仙台育英高から2017年ドラフト6位で入団。1年目に25試合に出場、打率.247をマークした。しかし今季は2試合出場にとどまりオフに戦力外通告。育成契約を打診されるも断り、ロッテにテスト入団した。

美馬については、涌井と同じです。



ロッテと楽天の違い

中堅どころの酒井をプロテクトから外したロッテと、イースタン2年連続セーブ王の23歳右腕を外した楽天。
強い意志をもって有力高校生を1位で指名し続けるロッテFA等で実績のある選手を集める楽天のチームカラー、来季への意気込み、もしくは球団方針がみてとれます。

MLBと違い、NPBではFA取得時に選手としてのピークを越えている感ありで、ロッテ路線の方に同意しますが。

高卒一年目に一軍でそれなりの結果を出した地元・仙台育英の選手を2年で育成に落として、来季以降大丈夫なのかと他球団ファンながら心配になった西巻の育成落ちという名の自由契約。



山の如く動かない

4‐3のトレードとも称される今回の大量移籍劇。
その成否は別として、3弱のうちの2チームが積極的に補強を進める一方、3弱の中でも最弱のチームは、一点投資のアダム・ジョーンズを除き、山の如く動かない

外国人はいまのところ、ディクソン、アルバースの両投手に、アダム・ジョーンズ、モヤの計4人。
パドレス3Aのロドリゲスの続報もなし。
ロドリゲスは獲得するとしても、もう一人投手は必要。
支配下の枠の問題はありますが、両投手の年齢を考えれば+2人でもいいくらい。

今年も残り10日ちょっと。
アダム・ジョーンズに続く吉報が欲しいところです。





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