~オリックス、2020ドラフト候補ベスト10(高校生編) の巻~
榊原翼
楽天戦、先発は2か月半ぶり登板の榊原翼。
制球難により再調整を命じられた投手が立ち上がり2四球を与えてからのスリーランで一挙4失点。
どうなることかと思いきや、ここからなんとか踏ん張って以降5回まで無失点。
ただ内容的には物足りず。
四回までに5点取って勝ち越し。
八回に追いつかれるも、九回二死から大城滉二にまさかの一発が飛び出て、九回裏はディクソンがあいかわらず不安定な投球を披露も最後はナックルカーブで満塁を切り抜けて勝利。
試合としてはハラハラドキドキ、最後に勝利の、面白い試合ではありました。
1位
ドラフトウイーク2日目は、個人的ドラフト候補ベスト10、高校生編。
一応、夏の県大会・甲子園(センバツ代替)は開催されたものの、スカウト陣は練習等の見学も制限され選手の真の成長を把握できず。
本指名はかなり少なくなると思われます。
まずはナンバーワン。
1位:山下舜平大(投手:福大大濠)
どっしりした下半身から投じられるストレートは、直球というよりも豪球。
変化球はカーブのみも、大きく育てたい監督の親心の裏返し。
そしてそのカーブも大きく曲がる。
育成に時間を要するとしても、大成したときは球界を代表する投手になる可能性大。
2位・3位
続いて2位と3位。
2位:小林樹斗(投手:智辯和歌山)
しっかりと腕を振って投げるストレートはキレがあり空振りが取れる球。
昨年から大きく成長し、今夏和歌山大会決勝九回のピッチングが絶品。
いまはリリーフも、上での先発も十分に可能な投手。
3位:高橋宏斗(投手:中京大中京)
大学進学から一転プロ入り、高校ナンバーワン評価の声も高い負けないピッチャー。
欠点もほぼなく、完成されたピッチングは即戦力の声もあるほど。
4位~6位
4位:加藤翼(投手:帝京大可児)
強いストレートは最速153キロ。
合同練習会でも高めのボール球のストレートで空振りを奪取する場面多々。
ただ体もまだできておらず制球力もまだまだ。
課題は多いもののそのストレートを高く評価。
5位:中森俊介(投手:明石商)
昨年の時点では高校ナンバーワンの評価も、そこからもうひと伸びが感じられず。
投手としての総合力は変わらず高く、プロで鍛えてもうワンランク上がれば一軍ローテ入りも十分狙えるピッチャー。
6位:内山壮馬(捕手:星稜)
体は小さいながらそれを補う野球脳のある選手。
バッティングも柔らかくセンスが高い。
昨年は山瀬(現巨人)がいたため遊撃手。
プロでは内野か捕手か。
7位~10位
最後に7位~10位。
7位:西川僚祐(外野手:東海大相模)
186cm/92㎏の体躯から放たれる打球は高校生離れの飛距離を誇る右バッター。
確実性は乏しいもののそこはプロで鍛えて。
8位:小深田大地(内野手:履正社)
体の強さを感じさせる内野手。
打撃がストロングポイントでしっかり振り切ろうという意識が強い打者。
9位:井上朋也(内野手:花咲徳栄)
変化球にも自分のポイント・タイミングで打てるのが強みの強打の三塁手。
プロのボールへの対応も早いのでは。
10位:シャピロマシュー一郎(投手:国学院栃木)
加藤翼とともに合同練習会で目を引いた一人。
公式戦登板わずか3イニングは、190㎝超の成長痛ゆえ。
体力も技術もともに足りない現状ながら、それでも、投じるボールは直球変化球ともに魅力十分。
1~3位の順位付けには悩みましたが、最終的には私の好きなタイプを判断の基準としました。
ソフトバンクでいえば、山下が千賀で、小林に高橋が東浜。
現状、高橋の中日1位が確定的で、山下は外れ1位もしくは当日の単独指名。
昨年は12球団中11チームが高校生を1位指名しましたが今年はそうはならず、大学生・社会人(特に大学生)がドラフトの中心に。
その大学生・社会人についての評価・寸評は、また明日。
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