~オリックス、開幕延期 の巻~
延期
日本野球機構(NPB)は9日、都内で臨時の12球団代表者会議を開き、3月20日のプロ野球開幕の延期が決まった。延期期間に関しては、斉藤惇コミッショナーは「遅くとも4月中の開幕を目指す」と明かした。
専門家チームは(1)観客を守る(2)チームや選手を守る(3)スポーツ文化を守る―の3点を踏まえて開催の可否について検討したという。しかし、感染拡大に歯止めがかかっていない状況を踏まえた上で、各球団、クラブが選手、関係者、観客らの感染予防を徹底するには、現時点では準備期間が不十分と判断した。
東北医科薬科大・賀来満夫特任教授はチーム内の健康管理やスタジアム内の環境を整えることを考慮し、「1週間では難しいだろう。危機管理の面からももう少し準備した方が良い。開催の延期が望ましい」と説明。その上で、感染拡大が収まらない状況で予防体制が整備された場合も、「まずは無観客の時期を一定期間設ける」など通常開催に至るまでに段階を踏む必要性を説いた。
NPBでは、すでに15日までのオープン戦全試合を無観客で実施。3日に開催された第1回会合では、感染症学の専門家3人から肩を組み、大声を発する応援スタイルのリスクや選手、球団スタッフらの球場内での食事環境などについて見解が示された。(中日スポーツ)
専門家曰く「ここ一二週間が勝負」とのことでオープン戦全試合を無観客試合とするも、感染者は当然に増え続け、ついに開幕戦の延期が決定。
3・20開幕を目指し無観客を決定した球団経営組の決断は水泡に帰し。
いつ
感染の専門家の観点は、危険性をいかに減らすかのみ。
であるからこそ、球団経営を無視した無観客試合の提案を平気で行える。
MLBのように放映権料が莫大であれば、無観客も可能かもしれませんが。
で、開幕は一体いつになるのか。
ソフトバンク・松田曰く「いつから開幕するのか。それを早く決めてほしい。我々は決定に従うが、1日1日開幕に向けて調整している。(開幕から)逆算して体も調整しているんで」。
それに関しては12日に会議が行われるとのこと。
一度日時を決めてもまだ拡大が収まっていないと専門家が判断すれば再延期も。
個人的には普通に経済活動を行えばと思うのですが、
東京五輪の問題も絡んでおり、難しい判断が続きます。
山岡の振る舞い
きっちりと開幕に合わせてきた山岡にとっては、正直悔しいはず。
それでも、「準備期間が増えたと思えばいい。(楽天本拠地の)仙台は寒い。遅れれば遅れるほど暖かくなる。(仕上がりは)もういつでもいい」(日刊スポーツ)と、山岡らしく表向きは前向きに振る舞い。
教育リーグでも結果が出ない先発ローテ候補のK‐鈴木に榊原を筆頭に、調整遅れが目立つオリックス投手陣。
俯瞰して観れば、開幕遅れが幸いとなることも。
むしろそうあって欲しい。
ロドリゲス
時間がかかる脇腹痛。
にもかかわらず早期の復帰となりそうなロドリゲス。
モヤの不調もあり、3月11日に緊急招集となりました。
山崎裕之曰く、
「今年は頼もしい新戦力がいる。メジャー通算282本塁打の大物、アダム・ジョーンズ(34)は軸がブレない「さすが」というスイングをしていた。
それ以上に目を引いたのが、同じく新助っ人のアデルリン・ロドリゲス(28)。こちらはマイナー通算174本塁打だが、スイングの迫力はジョーンズより上だ。といって、振り回すだけのタイプではない。バットの出がよく、柔軟さも感じさせる。20日に右脇腹を痛めてしまったのは心配だが、スイングを見る限り、確実性を備えた長距離砲という印象だ」(日刊ゲンダイ)