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2020オリックス

~オリックス、オープナー戦略① の巻~




タンパベイ・レイズ

2019年、日本でも市民権を得た「オープナー」。

オープナー戦略を生んだのは、ヤンキース、レッドソックスという強豪の所属するアリーグ東地区のタンパベイ・レイズ
ぜいたく税支払いスレスレで補強を進める金満球団に白旗をあげず、カネがないなら頭を使うチーム。

ただその誕生自体は窮余の策。
開幕前は先発の頭数を揃えていたものの先発陣に故障等が相次ぎ、先発の駒不足を補う意味で、5月19日のエンゼルス戦で採用しました。



セルジオ・ロモ

その日に先発したのは、クローザー、セットアッパーとしてサンフランシスコ・ジャイアンツの世界一にも貢献したセルジオ・ロモ

その日、メジャー11年目で初先発となったロモはエンゼルスの上位打線を三者三振で片付け、翌日も再びまっさらなマウンドに立ち、2戦連続で無失点に抑えました。

窮余の策ではあったものの、レイズGM・首脳陣は当然に温めていた作戦であったことは間違いなく、その日以降レイズはオープナー戦略を積極的に採用していき、オープナー採用まで21勝22敗だったチームはその後69勝50敗と結果を残しました。



目的

オープナーの最大の目的は、初回の失点を抑えること。

MLB2018年シーズンで最も得点が多かったのが初回。
ゲームの流れを大きく左右する初回の失点を豪腕リリーバーで防げば、チームは有利に戦うことができます。
加えて、強力な上位打線にボールに力があるリリーバーをぶつけ、その後上位に比べ力の劣る下位打線に先発を持ってくれば、長いイニングを投げることが求められる先発の負担軽減にも繋がります。

また、イニングを重ねるごとに先発投手の防御率が悪化するのも統計で明らかとなっており、それを軽減する意味もあります。



ブルペンデー

そこから派生したのが、中継ぎ陣だけで一試合を補うブルペンデー
その年のNLCSにおいてブリュワーズが積極的に採用したことで有名となりました。

2019年シーズン、オリックスでもブルペンデーを実施
最初は前半戦最終戦。
下でセットアッパーを任されていてその日が初登板となった鈴木優を先発にもっていき2イニング。
その後小刻みリレーで最後はディクソンが締め勝利。

その後後半戦でも実施。
こちらは先発陣に故障者不振者続出で、先発投手枯渇の苦肉の策。



緊急事態宣言

そのオープナーにブルペンデー。
個人的には不要の立場。

それについてはまた次回。

緊急事態宣言が5月末まで延長。
プロ野球も当然に休みですが、解除条件が明示されておらず先の見えない戦いが続きます。





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