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2020オリックス

~オリックス、ヒューストン・アストロズ、世界一への道① の巻~




スポーツイラストレイテッドの予言

米国を代表するスポーツ誌、スポーツイラストレイテッド

2014年、そのスポーツイラストレイテッドで(初期のNumberはスポーツイラストレイテッドとの提携を謳っていました)、MLBに関するある予言がなされました。

それは、
2017年のワールドチャンピオンは、ヒューストン・アストロズである」というもの。

それから3年後、ちょうど2017年。
世界一に輝いたのは、スポーツイラストレイテッド誌の予想通り、ヒューストン・アストロズ。
しかもアストロズ世界一を予言した号の表紙を飾っていたジョージ・スプリンガーが、シリーズタイ記録となる5本塁打を放ちMVPを受賞するというおまけつき。



3年連続100敗以上

予言当時のアストロズは2011~2013年まで3年連続で100敗以上と、いまのオリックス以上の低迷ぶり。
2014年には100敗の大台を切ったものの、それでも70勝94敗の借金24。
世界一はもちろん地区優勝すら難しい数字。

しかし、このチームには若い芽が育っていました。
そしてそれがスポーツイラストレイテッドが世界一を予言した最大の要因。



コア4

ホセ・アルトゥーベ、ジョージ・スプリンガー、カルロス・コレア。

「小さな巨人」こと身長168㎝のホセ・アルトゥーベは2014年に盗塁王・首位打者、2015年に盗塁王、2016年・2017年に首位打者を獲得。
2011年ドラフト1位(全体11位)のジョージ・スプリンガーとは2014年にメジャー契約を締結し、2012年のドラフト1位(全体1位)で獲得したカルロス・コレアはオールスター・フューチャーズゲームに選出されるなど順調に育っていました。
そして予言後の2015年にはコア4の残り一人、アレックス・ブレグマンがドラフト1位(全体2位)で入団。

彼らはのちにコア4と呼ばれ、2017年ワールドチャンピオン時の主力メンバーとなります。



GM ジェフ・ルーノー

アルトゥーベを除く他の3人の獲得を決めたのが、2011年にアストロズGMに就任した、ジェフ・ルーノー

彼らの獲得は、そのルーノー主導のもとアストロズが作り上げた球団独自のデータベース「グラウンド・コントロール」のデータが元となっており、それらをトレードやFAに積極的に活用し、チーム強化を進めていきます。

他の追随を許さないアストロズのデータ主義とその有用性。
その信頼性の高さはカージナルスのスカウト部長がアストロズのデータベースにハッキングをしたことでも明らかです。



アストロズとオリックス

2011年当時を考えれば奇跡ともいえる、2017年のアストロズの世界一。
しかし、その裏にはデータ主義に代表される、アストロズ独自の戦略が多くみられます。

低迷するオリックスにとってもこれらのいくつかは、洋の東西を問わず参考になるはず。
山本由伸や山岡泰輔、吉田正尚ら若者の台頭、新GM福良淳一の誕生など、アストロズとの共通点もみられます。

これから数回にわたって、2017年のアストロズ世界一(とオリックスの現状)について考察していきたいと思っています。

なお、このデータ主義の行き過ぎた形がサイン盗みとして表れたのは、残念の一言です。





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