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2020オリックス

~オリックス、ヒューストン・アストロズ、世界一への道⑤(若手育成) の巻~




タンキング後

タンキングについて~オリックス、ヒューストン・アストロズ、世界一への道④(タンキング②) の巻~~オリックス、ヒューストン・アストロズ、世界一への道④(タンキング②) の巻~と2回にわたって書いてきましたが、ドラフト1位がウェーバーでなくくじ引きである以上、NPBではタンキングはあまり意味をなしません。

主力選手を放出することでチームを意図的に低迷させ、その見返りとして複数年にわたり次世代の中心選手となるべきドラフト全体上位の金の卵を獲得(タンキング)した後は、そのプロスペクトたちに出場機会を与え才能開花を促す「若手育成」の段階に入ります。



若手育成

前エースの金子千尋が金銭で揉め移籍。
実績的にエースを担うはずだった西勇輝がFAで阪神へ。
補強失敗の中島宏之も制限越えの減俸を受け入れず巨人へ移り、小谷野栄一とかつてのセットアッパ―佐藤達也は引退。
その前年にはクローザーの平野佳寿もMLBに移籍。

MLBと異なり意図的ではないものの、主力選手が去った昨年のオリックスの状況は上述の「若手育成」の段階に類似。



鈴木昂平

ならばオリックスが積極的に若手を登用できたかというと、疑問符が付きます。

以前の記事でも書いたように、CS進出率が5割もある以上当初からそこを諦めることはできず中堅選手の起用も仕方ない面はあるものの、Bクラスがある程度確定してからも、西村からは目先の勝利に拘る姿勢がみえました。

その例が鈴木昂平の起用法。
他球団はともかく選手層の薄いオリックスにおいては一軍に置くだけの力はあった鈴木。
しかし、打席数・安打数自己最多を更新したとはいえ、大卒社会人4年目で伸びしろを感じるほどではなく、若手育成が主眼のチームにおいてBクラス確定後に重宝する必要性は感じず、挙句の果てにはドラフトで次世代の内野手・紅林弘太郎を獲得できたのが理由とはいえ、そのオフに解雇。



トレード

また、チーム補強の一手段でもあるトレードでも同様で、GM就任直後に仕掛けた福良の中日とのトレード
28歳の松葉貴大と25歳の武田健吾を放出し、31歳の松井佑介に松井雅人を獲得するは、「若手育成」とベクトルを異にする。

第二捕手・伏見の故障による捕手問題解消目的の松井雅人獲得はまだ理解できますが(金銭でのモヤ獲得はヒット)、大きいのが打てる右の外野手が欲しいのであれば自前の西村凌や、飛距離は12球団トップクラスの杉本を育てる方に目を向けるべき。

チームとしての一貫性「若手育成」への意志や我慢・覚悟を感じることができず
せっかくのチャンスを逸したとの思いが強く、まったくもって物足りません。





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