祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

2020オリックス

~オリックス、2020年日本シリーズ回顧 の巻~




巨大な壁

1996年以来、オリックスのパリーグ優勝&日本一を祈り続けてはや20数年。
ついに本拠地京セラドームで日本シリーズが開催されたものの、まさかそこにオリックスの姿がないとは想像すらできず。

その2020年日本シリーズは、ソフトバンクvs巨人。
昨年に続き4勝0敗で巨人を圧倒したソフトバンクが4年連続日本一。
球界の盟主の座はON時代の巨人から西武に移り、いまやソフトバンクにというのはもはや厳然たる事実。

2年連続最下位のオリックスの前に高く聳えるソフトバンクという巨大な壁
その高さに呆れるよりも諦めるよりも、これを構築した福岡ソフトバンクホークスというチームへの素直な感動が上回り。



唾棄すべき行為の所産

巨人にしても、西武、ダイエー時代のホークスにしても、その黄金時代は、戦力補強の礎となるドラフトで(西武・ダイエーでは根本主導のもと)ルールギリギリの裏金や裏取引を行ってきた結果。
正直者が馬鹿を見る唾棄すべき行為の所産となれば、そこを評価する気は全くなし。
しかし、いまのソフトバンクは(ダイエー時代の影響はあれど)正々堂々と強くなっていったチーム。
見習うべき点が多々あるチームとなりました。

だからこそ、この強大なチームをオリックスが超えて欲しい



ユーティリティ

日本シリーズ第一戦。
千賀の強いストレートに狙いを定めるも巨人打線は単純に振り負け。
栗原の活躍でソフトバンクが4‐1で勝利。

この栗原、言わずと知れた捕手登録の選手。
選手のポジション固定を叫ぶ方がままみられますがが、その打撃を、その選手を活かすためにユーティリティ的起用法を首脳陣が模索するのは当然のこと
というか結果を残した後にポジションは固定されていくもの。



技巧派

第二戦。
軟投派の今村が滅多打ちを食らい、13‐2で圧勝。

以前の記事(~オリックス、アルバース・ロドリゲス退団 の巻~)でも書きましたが、アルバース同様、(これくらいの)技巧派投手はソフトバンクに通用しません
一勝を目指すのであれば、千賀との直接対決を避けここに菅野をぶつければよかった話も、名将・原の目指すべき場所はそこにはあらず。



2年連続4‐0

第三戦。
ソフトバンク先発ムーアが7回無安打、続くモイネロも当然のように無安打に抑え、九回二死。
あと一人というところで守護神・森が丸にヒットを浴びて、ノーヒットノーランならず
このゲームも完勝。

第四戦。
二番最強論に基づきようやく坂本を二番で起用し欲しかった先制点を挙げるも、その裏の柳田悠岐の一発で戦意喪失。
松本→嘉弥真→高橋礼→岩崎→モイネロ→森と、充実のブルペン陣を惜しみなく使って、2年連続4‐0決着



巨人という主語を

喧しい、パとセの格差論。
セの野球がつまらないのは事実。
そして、セの野球を観ていて思い出されるのが我がオリックス

スイングの弱さ、力負け。
いろいろと巨人の敗因が語られていますが、巨人という主語をオリックスに代えてもその意味が通用する虚しい現実
巨人大敗を通してオリックスが弱い理由がみえてきます。

ここ数年幾度もオリックスを、パリーグでセの野球をやっているチームと書いてきましたが、その思いをより濃厚にした2020年の日本シリーズ。

ただそれをGMとなった福良が認識しているのは幸い(当人が監督時代セの野球を推進した張本人ですが)。
まだまだ時間はかかりますが、チームはいま変わろうとはしています。




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