~オリックス、2020年10大ニュース① の巻~
10位:吉田正尚初タイトル獲得
ある意味予想通りの2年連続最下位に終わった2020年のオリックス。
年末恒例の私的オリックス10大ニュースを。
まずは10位から。
10位:吉田正尚初タイトル獲得
プロ5年目で念願の初タイトル獲得となった吉田正尚。
前の打者の出塁率ありきの打点王は貧打のオリックスではほぼ不可能で、大砲揃いのパリーグでは本塁打王もなかなか難しい。
現実的には首位打者が最も近いタイトルで、今季はそこに狙いを定めたかのようなバッティングが散見され、見事にゲット。
昨季は開幕戦の日本ハム戦でシフトを敷かれ打撃不振に。
今季はその反省も活かして広角的な打撃となり、打率向上に結びつきました。
反省を進化に活かせるところが一流の一流たる所以。
3年連続全試合出場
3年連続全試合出場。
魅力のある野手の少ないオリックスでは、吉田が毎試合出てくれているだけでファンの安心感(とそれに伴う観客動員)も違ってきます。
ただ、2億も貰う選手であれば、もうここはある意味当然の部分でもあり。
首位打者獲得といえど、シーズン最終盤の怪我を奇貨とした印象もあり。
守備機会をみる限りスイングできないとは到底思えず、首位打者争いの渦中とはいえ一打席も立たずに交代はファン無視の感もあり。
将来的にはポスティング移籍の可能性の高い選手。
吉田がいるうちに、というカウントダウンの鐘の音は、一年一年大きくなっていきます。
9位:宮城大弥、高卒1年目で初勝利
9位:宮城大弥、高卒1年目で初勝利
今季中の一軍登板は十分にあり得ると思ってはいましたが、先発で、しかも登板した3試合すべてで好投、そして最終登板で勝利投手とは恐れ入りました。
ドラ2の紅林も一軍デビュー。
紅林に関しては一軍でのヒーローインタビューよりも、離脱なく二軍戦に出続けたことを褒めてあげたい。
二年目の宜保は開幕前に才能の片鱗を示し、太田は2試合連発含む3本塁打。
捕手復帰の頓宮も自慢の打撃はさすがの感あり。
宮城を筆頭に、新星の輝きは、チームの、ファンの未来。
8位:ロドリゲス、有観客初戦でサヨナラ本塁打
8位:ロドリゲス、有観客初戦でサヨナラ本塁打
九回裏二死無走者からのサヨナラスリーラン。
無観客から有観客となっての初戦で放ったロドリゲスの低弾道サヨナラ弾は、やはり野球は面白いと実感させてくれた一打でした。
個人的に、今季最も盛り上がった試合でした。
7位:山本由伸、2年連続タイトル獲得
7位:山本由伸、2年連続タイトル獲得
最後千賀にうっちゃられて最多奪三振の一冠となったものの、2年連続のタイトル獲得は立派の一言。
もはや高卒4年目云々の枕詞が不要な選手となりました。
今季一瞬そして唯一夢をみれたのは、開幕3戦目の山本由伸の初回の快投。
シーズン途中の思わぬ不振あれど防御率2.20、WHIPは昨年より良化の0.94。
こちらも将来のポスティングが確実な選手。
吉田と山本がいるうちに上記の若手たちが主力となってようやく、頂上がみえてきます。
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