~オリックス、ドラフト1位は佐藤輝明(近大) の巻~
連続無失点記録
この3連戦がソフトバンクとの最終カード。
開幕延びた今季もいよいよ終わりが近づいてきました。
オリックス先発は29イニング連続無失点継続中の山本由伸。
三回に1点を失い、連続無失点記録は31でストップとなりましたが、今日も8回1失点の好投。
120球超えて奮投する八回の山本の姿には、エースの気概を感じました。
しかし打線が援護できない。
吉田正尚
九回、安達が粘って出て一発出ればサヨナラの場面で、吉田正尚。
第三打席で仕留め損ねたように、今日の吉田は微妙にタイミングがずれ、打球上がらず一塁ゴロでゲームセット。
山本との対決を避け千賀を翌日に回したソフトバンクにとってはこの勝利はある意味望外。
優勝争いの上でも非常に大きな一勝となったのでは。
山本、今日の力投で最優秀防御率はほぼ確定。
ただ最多勝は厳しくなったか。
ドラ1公表、佐藤輝明(近大)
ただ、最下位チームの一敗よりもだいぶ大きなニュースが。
GM福良によるドラフト1位公表。
その選手は、佐藤輝明(近畿大)。
ドラフトも2週間後に迫りそろそろ候補選手の記事でもと思っていたところ、12球団最速でドラ1公表をこのチームがするとは一寸も思っておらず。
オリックスは13日、大阪市内でスカウト会議を行い、26日に開催されるドラフト会議で、近大・佐藤輝明内野手(4年)の1位指名を決めた。京セラドーム大阪で取材に応じた福良淳一ゼネラルマネジャーが「1位は近大の佐藤でいきます」と明言した。
佐藤は巨人や阪神など複数球団が1位候補に挙げている逸材。競合は必至だが「野手ではナンバーワンでしょ。それ以外、いないでしょ。なかなかああいう選手はいない。ナンバーワンの選手をいく」と高く評価した。
最大の弱点
昨年も東邦の石川にいき、今年は近大の佐藤。
当時の編成トップ・加藤康幸の推す吉田正尚の指名に反対し即戦力投手に拘ったといわれる福良の転換。
思考の転換というよりも、立場が変われば見えてくるものが違ってくるということ。
弱点だらけの最下位のチームを福良が俯瞰したとき、最大の弱点が得点力不足・長打力不足というのがいまの福良の帰結したところ。
そうなったのはあなたにも一因との思いは否定できぬも。
佐藤に関しては、プロ間ではかなり評価が高く、昨年の森下(広島)のように公言によって競合が回避される状況にあらず。
ただくじ引きになっても一番最初にくじを引けるわけでそこに必ず当たりはあります。
あとは田嶋を当てた福良、もしくは中嶋に託すのみ。
糸井嘉男
佐藤についての私の評価。
打の技術はまだまだ改善の余地あり、吉田正尚の大学4年時と比べれば雲泥の差。
といっても吉田と比べればの話で、確実性に難ありも自慢の長打力などは十分ドラ1に値し、目を見張るものがあります。
さらに走守、特に走塁面は秀でており、40‐40を狙える選手。
守備の面は、三塁が守れるのがオリックスにとっては大きい。
タイプ的にはまさに大学の先輩である糸井嘉男。
個人的には、打撃面に関しては即戦力とは考えていませんが、自らの打撃フォームを確立しプロのボールに慣れれば末恐ろしい野手になる可能性を秘めています。
その点はまさに今ドラフトナンバーワンです。
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