~オリックス、意味不明のプレーに凡ミスでホーム開幕戦7連敗 の巻~
ホーム開幕戦7連敗
開幕3連勝で大阪に乗り込んできたソフトバンクに敗れ、オリックス、ホーム開幕戦7連敗。
最後に勝ったのは2014年。
この試合は現地観戦していましたが、エース金子が圧巻のピッチング。
楽天を仙台で3タテしてきた勢いがファンにも伝わっており、ピッチャーも金子で負ける空気がなく。
その後のチームの躍進を十分に予感させる勝利でした。
そこから一度もAクラス入りしていないオリックス。
開幕戦も勝てず、開幕カードも勝ち越せず、ホーム開幕戦も勝てず。
弱いはずです。
安達⇔福田
コロナで出遅れた安達了一がこの試合から一軍復帰。
上げた以上は即スタメン起用は当然で、ポジションはもちろんショート。
開幕3連戦でショートを務めた紅林が三塁スタメン。
安達休養日以外は三塁、休養日はショートで紅林を起用するという腹積りのよう。
押し出される形で福田周平が二軍落ち。
紅林よりも年上の福田ですが、まだプロ4年目の28歳。
若手とは呼べずも最も脂ののった時期。
しかも紅林は福田以上にミスを多発。
福田の心中、察するに余りあり。
田嶋大樹
ホーム開幕戦を任されたのは、田嶋大樹。
先頭打者を四度も出すなど絶好調というピッチングではなかった田嶋ですが、それでもソフトバンク相手に粘投。
昨季特大アーチを浴びた柳田を特に意識していたようで2奪三振。
6回/被安打6・奪三振6・失点2(自責点2)。
内容的には十分な投球でした。
三塁ベースにタッチ
失点2、自責点2という数字が出ているものの、守備のいいチームならば失点0でもおかしくなかった。
二回、一死一三塁のピンチで、栗原の打球はレフト線上への浅いフライ。
その瞬間、グラシアルはベースに足をかけ、三塁コーチャーはグラシアルに耳打ち。
まさしくレフト吉田が弱肩ということを頭に入れたプレー。
捕った吉田はそのまま三塁ベース上の紅林へ送球。
その紅林、なにを思ったかランナーのいない三塁ベースにタッチ。
その間グラシアルは本塁を駆け抜け、一走も二塁を陥れ。
強さの秘訣
リプレーで確認すると、吉田捕球後紅林は三塁ベース(でランナーの動き)を確認しているようにみえます。
結果があのプレーならば実際はなにも見ていないのか、それとも精神面等の問題で見えていないのか。
確かに、状況判断のできていない意味不明のプレーがなかったとしても、タイミング的に刺せていたかは分かりません。
ただ、あの打球でタッチアップに二進。
ソフトバンクのワンプレーへの集中力、すきのない走塁。
強さの秘訣を垣間見た気がしました。
声で伝えるくらいは
逆にオリックス。
強豪校出身でもない19歳の紅林に多くは求めず、上述した通りタイミング的には間に合ったかは分かりませんが、にしても声で伝えることくらいはできたのでは。
観客数は制限され声援も禁止で妨げるものはないわけで。
そして2点目も頓宮の捕球ミス。
これら凡ミスもエラーとは記録されず、全責任は田嶋へ。
相手と戦い身内に足を引っ張られるオリックス投手陣。
チームの未来のためある種の犠牲はやむなし。
しかしそれでも、かわいそう。
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