祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

2021オリックス

~パリーグ優勝のオリックス、悔しさのない2021日本シリーズ の巻~




感謝の念

日本シリーズから一週間が経ち、交流戦の頃から包まれていた高揚感、浮遊感から目が覚めたいま、地に足を付け日本シリーズを振り返ると、日本一に手が届かなかった悔しさはやはり生まれず、シーズンからポストシーズンと激闘を繰り広げてくれた選手達への感謝の念が増すばかり。

悔しさが生まれない要因は三つ。

一つは日本シリーズの価値の低下。
二つ目はその舞台に立てたことへの充足感。
三つ目は金輪際ないであろう神戸での日本シリーズが観れたこと。



日本シリーズの価値の低下

当該チームのファン以外からも称賛の声が多かった2021日本シリーズ。

もちろん両チームの奮闘、熱戦あってのものも、やはりそれを生んだのがともにリーグを制覇したチームだったという意味は非常に大きい。

ここで何度も書いていますが、球団側の収益面を鑑みれば開催する気持ちは理解できるものの、私はCS不要論者。
MLBでもプレーオフは開催されていますが、あちらはNPBとは異なり、同地区球団との対戦数が割り増しインターリーグも特定チームと対戦したりと、全チーム平等の対戦ではありません。
不平等だからこそ、各地区優勝チーム(3)とその3チームを除いた勝率上位チーム(2)で、雌雄を決する場としてプレーオフが設けられています。

NPBは上述した通り、交流戦のホームビジターを除きほぼ平等。
なぜ平等な条件下で決まった順位を尊重しないのか正直理解に苦しみます。

それが、相対的に日本シリーズの価値の低下を招く結果となっています。



リーグ制覇の充足感

両チーム前年最下位からの檜舞台進出と話題になった今シリーズ。
しかし、6年前に日本シリーズに進出していたヤクルトには経験がありました。
振り返ると、この差は大きかった。

個人的には、上述の日本シリーズの価値の低下もあり、日本一よりもリーグ制覇の方に重きを置いており、それが稀に見る接戦だっただけに日本シリーズ前にお腹いっぱい。
もちろん日本一という甘美なデザートも欲しかったものの、25年間の日陰生活を思い起こせばこの晴れ舞台に出れただけで十分といった気持ちがあったのもまた事実です。

頂に立っての来年になれば、また違う感情を抱くとは思いますが。



神戸

そして、神戸

かつてのオリックスブルーウェーブの本拠地。
近鉄との合併に伴い準本拠地に転じましたが、ブレーブス時代から応援していた者にとっても思い出の多い土地。
ライト・イチローの強肩、Tのような放物線を描く美しい藤井のアーチ、若きクローザー平井の豪球、(ショート田口の悪送球)などなど多くの忘れがたき思い出をくれた場所で、再び日本シリーズを観ることができるとは。

ただ、中嶋もCS突破時のインタビューで言い淀んでいましたが、この神戸で試合をするため、観るためにはオリックス2つの負けが必須だったのは、深層心理としてどうしても勝利への執念の希薄さを呼び、さらに神戸に戻ってこれたことへの満足感を生んでしまった気がします。



笑顔で肩を叩き抱きしめてあげたい

個人的に三つの要因をあげましたが、日本一になれなかったチームを叱咤するよりも、よくやったと笑顔で肩を叩き抱きしめてあげたいというのが私の本心。

ようやく夢から覚めた感のあるいまも、そこは日本シリーズ敗退からまったく変わらず。

それだけ、2021年のオリックスの戦いぶりは本当に素晴らしかった。

そしてこの強さが続けば、リーグ制覇のみで充足することもなくなるはず。
振り返ったとき、2021年はその一歩となる一年であったと回顧できれば最高です。




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