~オリックス、3人の新外国人(ワゲスパック・ビドル・バレラ)獲得 の巻~
ブレイビック・バレラ
代打の神様ジョーンズ、中軸を担ったモヤ、セットアッパー・ヒギンス、そしてスパークマンが去り、代わりに加入するのが、2人の投手と1人の野手。
まずは、野手から。
ブレイビック・バレラ(29歳/右投両打)
MLB:通算93試合/打率.236・本塁打2・打点29・OPS.624
MiLB:通算1042試合/打率.300・本塁打40・打点427・OPS.762
巧打のスイッチヒッター。
数字が示す通り長打力に乏しく、守備は主に二塁と三塁。
二塁
今季はトロントで39試合の出場で打率.253、OPS.669。
3Aでは打率.313、OPS.866。
安達がレギュラーを務める二塁はチームのウイークポイントでそこを埋める役割も期待してのバレラ獲得でしょうが、守るだけなら日本人でも十分に対応可。
外国人に求めるは長打であり、そこが果たしてどうか。
打に癖はなく、NPBの投手に対応はできそうですが。
ジェイコブ・ワゲスパック
つづいて投手2人。
ジェイコブ・ワゲスパック(28歳/右投右打)
MLB:通算95回2/3/5勝5敗/防御率5.08・奪三振102・与四球38・WHIP1.46
MiLB:通算448回/28勝28敗/防御率3.86・奪三振450・与四球170・WHIP1.37
メジャー27試合登板中13回がスターターの先発候補。
198㎝の長身から繰り出す真っすぐが武器でK/9は9.00を超えますが制球が不安。
待球、常のNPBでローテ入りを果たすにはもう一つストロングポイントが欲しいところ。
ジェシー・ビドル
ジェシー・ビドル(30歳/左投左打)
MLB:通算103回/6勝2敗/防御率5.07・奪三振105・与四球62・WHIP1.60
MiLB:通算772回1/3/44勝50敗/防御率3.67・奪三振782・与四球368・WHIP1.37
こちらはワゲスパックと異なり登板すべてリリーフの、アトランタブレーブス2010年ドラ1左腕。
2018年にはブレーブスで60試合登板。
大きなスライダーとカーブが武器で、特にスライダーは大きく横滑りしキレもあり。
制球次第ですが、十分に一軍戦力になりそうな球を投げています。
日本人選手のさらなる底上げ
新加入の3選手の中では、ビドルへの期待が最も大きい。
残留したバルガスにラベロはともに、日本シリーズ最終戦のベンチ外。
途中加入後来季2年目の両選手、そして新しく加入した3選手がチームの柱となりうるかは正直微妙なところ。