~オリックス、首位と15.5ゲーム差で前半戦終了① の巻~
ループ
主砲・吉田に続き大エースの山本が抜けて始まった今季のオリックス。
山本の穴を埋めようと投手陣が奮闘するも、低調な打線が足を引っ張り黒星先行。
打てない野手がほとんどの中、やっと好調な選手が出てくると、呪われたかのようにその選手が消えてゆくループ。
ベテラン、コーチ兼任の安達の1イニング3失策など考えられない負け方もありながら、連勝でなんとか立ち直ろうとすると、勝負所で最下位独走の西武に負けて浮き上がらずのループ。
それでもなんとかなんとか踏みとどまれていたのは同一カード3連敗がなく大型連敗がなかったから。
が、前半戦最後の楽天戦で3タテを食らい借金5。
いよいよの感。
まさかの0勝
大エースの穴をいかに埋めるかが課題だった今季。
ドラフト上位4人を高校生で占める決断をしたのは、落合1年目の中日のように現有戦力、投手の実力向上に期待したから。
そのなかでも最も期待が大きかったのが、2023年新人王、山下舜平大。
その山下がまさかの0勝は、完全なる想定外。
リリーフ転向も初戦で負け投手と首脳陣の工夫も実らず。
新エース・宮城は好投続けるも、極寒の秋田で故障し3勝。
宮城同様内容のよかった東も故障し3勝。
曽谷と齋藤
それでも新外国人2人、エスピノーザが7勝にカスティーヨが3勝と活躍。
また昨年のドラ1・曽谷龍平が5勝と大きく飛躍。
制球難も克服、キレる変化球でカウントを稼ぎ、好投続きます。
同じくドラ3の齋藤響介も快速球で、プロ初勝利含む2勝。
順調に成長してくれているのは嬉しい限り。
この両投手は、来季以降の希望の光。
大シャッフル
リリーフ陣は、望まぬ形で、新旧大シャッフル。
クローザーは平野から新戦力のマチャドに。
セットアッパーは、宇田川、阿部、山崎颯、比嘉、小木田から、本田、吉田輝星、古田島、山田、井口、鈴木博志へ。
投手ベンチコーチが平井から厚澤に代わり、首を傾げる投手起用は減ってきた印象。
実績組多数の背番号10番台壊滅状態のなか、よく頑張ってくれてはいます。
チーム防御率2位
時期の差はあれど、山下、宮城、東、宇田川、平野、山岡、阿部、山崎颯、比嘉、小木田を欠きながら、チーム防御率はリーグ2位(2.77)。
マチャドに3連投させるなど中嶋の苦心が垣間見えながら、新リリーフ陣をはじめ、よくやってくれてはいます。
やはり問題は野手陣。
そこについては次回。