~オリックス、安達の勇気 の巻~
月間MVP
少しづつ調子を取り戻してきたオリックス。
中島・モレルの復調や先発陣の安定など、
さまざまな要因がありますが、
じつはこの人の復活が、一番大きいのではないでしょうか。
オリックスの誇るショートストップ、安達了一。
難病指定の潰瘍性大腸炎に罹患し、春季キャンプは全休。
発症原因は不明、治療法も未確立のこの病、
選手生命すらも危ぶまれたなか、
まさかの4月復帰。
復帰当初は休み休みの起用でしたが、
徐々に病気のことを忘れてしまう活躍をみせ、
7月の月間MVPを受賞するという快挙。
その頑張りには頭が下がるばかりです。
一番、二番、ときにはオリックス打線の悩みの種だった五番に入ることも。
それだけオリックスに欠かせないプレーヤーであるということです。
勇気づけられるように
月間MVP受賞時のコメントで、安達はこう答えています。
”「野球ができるかどうか分からなかった。いろんな人の支えがあって野球ができているんだなと気づきました。
サポートしていただいた方々のおかげで受賞できた。本当に感謝しています。
苦しんでいる人はたくさんいると思うので少しでも勇気づけるようにプレーで頑張っていきたい」”(デイリースポーツ)
大病との、先の見えない戦いをいまも続けている安達。
しかし、
その困難が教えてくれたのは、安達のことを支えている多くの仲間の存在でした。
同じ病で苦しんでいる人を勇気づけれるように、と安達は語っていますが、
患者さんのみならず、一般のオリックスファン、いや野球ファンも、安達の頑張りに勇気づけられ、たくさんの感動をもらっています。
唸るような暑さが続く今夏。
体調に気をつけ、無理せず頑張ってください。