~オリックス、WBC最後のピース② の巻~
辞退
10日ほど前、
ほぼ同じタイトル~オリックス、WBC最後のピース の巻~で記事を書きました。
その内容は、
オリックス・平野佳寿こそが、空白のWBC日本代表の最後の一人にふさわしい、との趣旨のものでしたが、
侍ジャパンメンバー発表に伴い、一人の欠員が出ました。
選出濃厚であった日本ハム・中島が故障により辞退したとのこと。
現在の侍ジャパンの内野陣は5人。
一塁:中田(日本ハム)、
二塁:山田(ヤクルト)、
三塁:松田(ソフトバンク)、
遊撃:坂本(巨人)で、
控えに、広島・菊池。
二塁が本職の菊池に、日本ハムの正遊撃手・中島。
忍者とも犬のようとも称される広い守備範囲が魅力の菊池と、
2015年の盗塁王で、こちらも広範囲の守備力を誇る中島。
この二人が補欠に回り、有事に備える。
なかなか魅力的な布陣でしたが、中島の離脱によりその目論見は崩れました。
4候補
中島の代役として、WBC最後のピースに名前が挙がっているのが以下の4人。
広島・田中、
ソフトバンク・今宮、
ロッテ・鈴木、
阪神・大和。
阪神の大和を除いて、他の3選手は全てチームの正遊撃手。
広島・田中は、足と長打があるものの、守備はいまひとつの印象で、
ソフトバンク・今宮は、4年連続ゴールドグラブの堅守が魅力。
ロッテ・鈴木は、チームのキャプテンを務めるなど卓越したリーダーシップがありますが、こちらも田中同様守備が物足りない。
最後のピースは、
レギュラー陣を支えるバックアップメンバーとなることから、
バッティングよりも、守備(と足が)が重要視され(ゆえに、内外野守れる大和が候補に入っています)、
ショートが守れる選手、ということになります。
ん?
高い守備力を誇り、
2014年29盗塁の実績があり、
チームの正遊撃手。
小久保さん、
オリックス・安達了一をお忘れではないですか?
安達了一
と、
提案したものの、
実際、安達が選ばれることは、残念ながらないでしょう。
難病の潰瘍性大腸炎を抱える安達にとって、過度なストレスは最大の敵ですし、
知名度も低いですから。
ただ、候補には挙がってもいいのではと、
オリックスファンの私は思ったわけです。
病気に関しては、ソフトバンクの今宮も右ひじの手術明け(特定疾患の安達とは重症度が違いますが)。
チームに最も必要とされるであろう守備力は、
UZR:14.8と、候補の今宮・鈴木・田中を大きく上回る。
もし病さえなければ、
安達の名は、候補としてきっとあがっていたはず。
安達了一、
侍ジャパン入りできる選手だと信じています。
オリックスが強くなれば、
オリックス以外の野球ファンも、安達の魅力に気づいてくれると思ってはいるのですが、
はたしてそれは、いつの日になることやら…。