祈優勝! オリックスバファローズ

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アダム・ジョーンズ

~オリックス・ジョーンズ、ようやく「本物が、来た!」! の巻~




四番・中川圭太

吉田正尚の今月第一号で初回先制。
先発アルバースがなんとか粘るも、5回1/3/3失点、ひっくり返されて降板。

その裏。
中嶋新体制の象徴、中川圭太が3試合目の四番で初安打
苦しむ中川に送られた祝福の声は、ベンチからそして観客席から。



八番・杉本裕太郎

二死二三塁となって八番・杉本裕太郎

こちらも3試合連続でのスタメンで、八番・六番・八番と下位での起用。
杉本のような長距離砲の開花には、プレッシャーの薄い下位での辛抱強い起用が必須。

一軍昇格即四番、即スタメン落ち、即ファーム落ち。
選手への信頼が全く感じられなかった前年の杉本の扱いはあまりにも酷かった。
そして今年は出番すらもらえず。

このチャンスで杉本、同点タイムリー
殊勲の一打は、らしくない一二塁間を破るヒット。



変化

確実性を上げるために、飛距離を犠牲にしてバットの軽量化に着手。

長距離砲として稀有な才能を持つ杉本の思考変化に全面的に賛成はしていませんでしたが、これも生殺与奪の権を持つ前監督の志向に合わせての変化と考えたならば、涙が出てきます。
それでも認められず、上がどれだけ得点力不足に泣こうと呼ばれもせず。

それが前任者の退陣に伴い一軍に上がり3試合連続スタメン。
そして今季初打点が、右への一打。

ある種の皮肉も、杉本の努力がようやく報われました



アダム・ジョーンズ

そして、アダム・ジョーンズ

速球に2打席連続空振り三振後の八回。
カウントを取りにきたスライダーを引っ張って、3試合連続4本目のアーチは今日も勝ち越し打と、またも打って欲しいところで打ってくれました。

西武側からすると、中嶋新監督というよりもジョーンズ一人にやられたという印象が強いのでは。
一人に敗れるということがあり得るのが野球。
前カードのソフトバンク戦ではオリックスも怪物一人にやられました。

1試合ならともかく2試合、3試合。
西村が去り、本領発揮のジョーンズ。

ポスター発布から5か月。
ようやく、「本物が、来た!」



富山凌雅

杉本の一打で追いついた後の大事な七回。
西武は二番からの好打順。

ここでマウンドに上がったのは、本日一軍に上がってきたばかりの富山凌雅
この起用には驚きました。

昨日30球越えのセットアッパ―・ヒギンスはベンチ外、獅子奮迅の働きだった山田修義は登板過多も考慮されてか再調整。
中嶋の頭の中では当然の選択だったのでしょう。

その富山、140半ばのストレートで押しまくり、西武の中軸を力で捻じ伏せました
制球難が富山の課題も今日はそこが出ず。
社会人3年目から、最大の武器であるストレートの威力が落ち気味でしたが、そこも戻ってきました。

とにかく強気でいって欲しい投手。



漆原大晟

富山の後は、齋藤→吉田凌。

九回裏、3点リードでマウンドに上がったのはディクソンでなく、漆原大晟
ディクソンを投げさせなかったのは、3連投回避が理由か。
それが理由ならば、そこを補うがための漆原の昇格とここでの漆原起用も中嶋の想定内でしょう。

ボール的にはクローザーを務めるにはまだまだ。
しかしタイプ的には先発でなく後ろ。

なんとかのプロ初セーブ

初物尽くしの投手陣。
中嶋の代行就任で新陳代謝はさらに加速。



育成をしながらの3連勝

富山→齋藤→吉田凌→漆原
面子だけみればオープン戦。
しかし若くて実績ほぼ皆無の彼らが、同点または勝ち越しの場面で登板し、中嶋オリックスの3連勝に大きく貢献しました。

西村の退任によりすべてが大きく好転。

下で結果を残した選手を使う。
それだけでもできていれば、西村はまだユニフォームを着れていたのかもしれませんが、それすらできず中嶋に代わったことで、面白く野球が観れる日常が戻ってきました。

育成をしながらの勝利
最も難しいことに挑戦しつつ3連勝と、最高のスタートをきった新生オリックス。

火曜からのソフトバンク戦も面白い戦いが観れそうです。





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