~オリックス・ジョーンズ、日米通算2000本安打! の巻~
日米通算2000本安打
五回、外寄りのストレートを捉えた球が左中間を破り、アダム・ジョーンズ、日米通算2000本安打達成。
積み重ねた安打は、MLBで1939本、NPBで61本。
打率.253/本塁打10/打点34/OPS.750。
もともと守備は期待薄で、打撃とキャプテンシーで評価すべき選手。
その打撃がこれでは、不満といえば不満。
ただ日本特有の攻め方にも慣れてきて、開幕当初の不振に比べればだいぶ状態もアップ。
ここからどこまで数字を伸ばせるか。
ジョーンズがいる間に
セカンド塁上で、2000本記念パネルを回収にきた宗にキック。
メジャーリーガーとして偉ぶることもなく、チームに馴染んでくれているのは、福良の望んだとおり。
メジャーでは一言居士として有名だったジョーンズ。
超日本式の西村采配やチームの低迷にいつ不満を漏らすかと心配もしましたが、そこも杞憂に終わり。
最新刊の「野球太郎」で牧田勝吾が語っていますが、ジョーンズがいる間に若手選手が一人前に育つのがチームとしての理想形。
小粒な三拍子選手を重用した前監督の偏狂的采配のせいで育成は遅れましたが、二軍監督だった中嶋が代行に就任したことで大きく加速。
こちらも、ここからどれだけの選手が伸びてくれるか。
打線の援護があったから
オリックス先発は今季初登板となる竹安大知。
肘術後からの復帰登板。
立ち上がり、制球特に覚束ず、打者3人で2失点。
どうなることかと思いましたが、四番・山川、五番・メヒアを3‐0から抑えてなんとか立ち直り。
二回以降も毎回得点圏にランナーを許すも、竹安らしい辛抱のピッチングで、5回2失点、勝利投手。
ストレートのキレはありましたが、与四球はほぼ毎イニングと称賛するほどの投球ではなく。
しかしそれでもなんとか辛抱できたのは、やはり打線の援護があったから。
先発投手が欲しいのは、目先の1点でなく大量点。
中嶋が敗戦後によく語っていますが、ようやく、投手を楽にする攻撃ができました。
変革の証
打ちも打ったり、16安打12得点。
相手の3失策にも(珍しく)乗じ、一気に逆転、突き放し。
そのなかでも出色は、3安打の西野真弘に4安打の杉本裕太郎。
打撃タイプの選手を軽視していた前監督は、彼らのいまの躍動をどう感じるのか。
杉本の4安打自体驚きも、そのなかで長打が1本というのが杉本変革の証。
長距離砲としての魅力は(いまのところ)失せていますが、これだけ確実性が増せばおのずと長打は生まれてくるはず。
人生を賭けた変革の一成果が出たのでは。
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