~オリックス、ジョーンズが山本由伸に白星つけてリーグ最速50勝! の巻~
奇跡
4点差を最終回に奇跡的に追いついた前日の日本ハム戦。
福田、宗、吉田正尚、杉本の4人できっちり4点。
自慢の上位打線の破壊力を再認識しました。
四回投げきれなかった先発竹安はある程度計算通りも、それ以降の中嶋の投手起用はやや疑問。
それを補った選手たち。
今季初の3タテを、選手の踏ん張りでなんとか免れ、2敗1分けで福岡へ。
しかし、杉本の同点アーチには震えました。
山本由伸
連敗ストップのマウンドに上がるは、エース・山本由伸。
マスクは今日も若月。
山本に相性のいい松田を自身初の二番に起用するなど一週間前の屈辱を避けんと工夫したソフトバンク打線を、またも圧倒。
7回まで被安打1の好投。
与四球とエラーでピンチの場面があるも、点を取られる雰囲気は感じず。
戻ってきたモヤ
打線は、二軍で結果を残して戻ってきたモヤが加わりやや厚みが戻ってきました。
そのモヤが先制弾。
レフト方向に打った瞬間、打たれたマルティネスが項垂れた特大アーチ。
前回よりも調子のよかったマルティネスから奪ったのはこの1点のみだけに、貴重なアーチとなりました。
その後はチャンスらしいチャンスもなく、この虎の子の1点を山本が守ってくれるか否かが勝負の分かれ目。
勝ち越し許さず
100球超えた八回裏。
先頭打者に、この試合2本目となるヒットを打たれた山本。
二死一二塁となり、四番・栗原に甘く入った半速球をセンターに弾き返されてついに失点、同点に。
最後の最後で追いつかれ気落ちするのが普通。
しかし、次打者・中村をインコースカットで注文通り内野ゴロに打ち取って勝ち越しを許さなかったのはさすがエース、これぞエース。
この踏ん張りが、結果的に自身の、チームの白星に繋がりました。
再現は、ジョーンズ
好投、力投の山本に白星をプレゼントするには、九回表の勝ち越しが必須。
二番宗が強烈なセンター前、吉田が足で稼いで一二塁。
四番杉本に前夜の再現を期待も、詰まらされて二死。
ここで五番・ジョーンズ。
初球のアウトロー、二球目フォークの空振りを観た限り期待薄でしたが、三球目の甘く入った高め真っすぐを見逃さずセンター前にもっていって同点。
再現は、前夜の杉本ではなく先週のジョーンズ。
ジョーンズのここぞの集中力には感服するばかり。
平野佳寿
しかし、最後の三球目にあの真っすぐはソフトバンクにとって痛すぎる失投、痛すぎる配球。
普通にフォーク投げられれば終わりと覚悟していただけに、オリックスにとっては大儲け。
もちろんその失投を見逃さず捉えたジョーンズがいてこその勝ち越しではありますが。
最後は平野佳寿。
真っすぐを見せ球にフォークで勝負、ではなく、真っすぐを見せ球に真っすぐで勝負。
今宮への8球連続ストレートなどは実に若月らしいしつこい配球。
ソフトバンク打線を、二者連続三振含む三者凡退に抑えゲームセット。
山本→平野のリレーで手に汗握る投手戦を制し、連敗もストップしました。
9連勝、12勝、50勝
これで山本は9連勝。
両リーグ通じて単独トップとなる12勝目。
チームとしてはリーグ最速の50勝。
明日勝てばソフトバンクの自力優勝消滅。
宮城で引導を渡したいところも、疲労考慮と裏ローテ解消で次節に飛ばしてスパークマン。
個人的にはこのソフトバンク3連戦までは山本→宮城でいって、ソフトバンクをきっちり倒したかったのですが。
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