～オリックス、赤間謙は希望の星 の巻～
赤間謙
3月4日のオープン戦、対巨人。
新外国人の剛腕コーディエが150キロ越えを連発し球場が盛り上がったあと、
静かにマウンドに登ったのが、オリックスのルーキー・赤間謙。
予想以上の結果で応え、
開幕一軍へ猛アピール。
いきなりの縞田のエラーで始まった七回。
オープン戦初登板、
並のルーキーであればあたふたしてしまうところ、
大学・社会人で数々の修羅場をくぐってきた25歳は、
何事もなかったかのように、淡々と打者を打ち取りました。
打者10人被安打0自責点0
最終回は、巨人の若武者、大田・岡本を連続三振に斬ってとり、
結果、打者10人を被安打0自責点0。
完璧な投球でファンを喜ばせました。
称賛されるは、その制球力。
スライダー、フォークをきっちりと低めに外角に投げ分けていました。
ストレートも最速146キロと決して遅くはなく、
中継ぎとして十分戦力になりそう。
よく9位まで残ってくれていました。
希望の星
オリックスのドラフト下位指名社会人選手の活躍がドラフト専門誌でよく取り上げられています。
川端しかり、
西野しかり、
小田しかり。
そこに、赤間も名を連ねてきそう。
東日本大震災により避難区域に指定された楢葉町出身の赤間。
あの日からもうすぐ5年が経ちますが、いまだ復興途上の故郷。
赤間の活躍はきっと、被災者の皆さんの励みとなることでしょう。
赤間は、
オリックスの、
楢葉町の皆さんの希望の星です。