祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

アルバース

~オリックス、10連休最後に今季初の3タテを喫す の巻~




挟殺プレー

打てないだけでなく、辛抱する投手陣の足をいよいよ引っ張り始めた野手陣。
今日も初回にミス。

アルバースが一塁ランナーを誘い出すも、挟殺プレーの間に三塁ランナーに本塁を陥れられ、あっさりと先制点を許しました。

この場面、挟殺プレーに参加した大城とTはほとんど三塁ランナーを見ていない。
Tが左利きゆえ本塁送球時に反転を要し、三塁走者はそこが狙い目となりますが、大城からボールが移った瞬間そこを見逃さなかった三塁走者・川島は確かに立派も、大城・T(特に大城)がもう少し注意していれば、(一塁走者の帰塁を許したとしても)防げた一点だったはず。

落胆のアルバース、記録上はヒットも自らの悪送球もあり、ここから立ち直すことができず、初回6連打6失点に二回も2本塁打3失点でノックアウト。

そして、ゲームオーバー。



背を向け合ったかのごとき現状

昨日の記事でも書きましたが、この貧打のせいで、先発陣は他球団の投手に比べ、一点もやれないと心に余裕のない状況でマウンドに上がっています。
緊張の糸は、いつぷつんと切れてもおかしくないくらいに張り詰めているのに、その糸を野手陣が切ってしまう。

もちろんアルバースには二回は立ち直ってほしかったし、こんなピッチングをされては試合にならない。
この試合の敗因はアルバースの乱調にありますが、
しかし、いままでの孤立無援の投球を観ていると、どうしても投手に甘くなってしまいます。

投手と野手。
補完しあうべき存在で、チームの勝利にはこの両者の連携が必要。
しかしこの背を向け合ったかのごとき現状

これでは勝てるはずもなし。



今季初の3タテ

相手先発は今季QSクリアが一つもない東浜。
ソフトバンク先発陣のなかで最も弱い相手でしたが、2回で9点取られては手の打ちようもなし。

与しやすい投手のときに限って我がチームの先発投手が大崩れ
まさに、勝てないチームの典型的試合運び。

これで今季初の3タテを喫したオリックス。
なんとか食い止めていた防波堤がいよいよ決壊の感、これあり。



「おこちゃま打線」

背丈で野球はしませんが、小さい選手が多いオリックス。
非力で大きいのは打てず、さらにはヒットも出ないいま、実感としては「おこちゃま打線」

それは体躯というよりもむしろ技術面からくる印象の方が強く。

そのおこちゃま打線が6点を奪うも、これが精一杯。

昨年のチーム打率リーグワーストの責任を押し付けられ藤井康雄が二軍コーチに異動となり、田口・下山体制となりましたが、昨年を下回る現状をみれば、配置転換が行われる日もたぶん近い。

コーチ入れ替えの効果は疑問な部分もありますが、コーチとしての能力でいえば藤井の方が両人より上なのは過去の実績が証明済み。
ソフトバンクで多くの選手を指導し育ててきたコーチですから。



ブルペン陣の力投

暗い話はこの辺で明るい話題を探すと、この3連戦、ブルペン陣の力投が光りました。

初戦は、吉田・金田・エップラー・左澤が6回無失点。
2戦目は小林が1イニング無失点。
今日の3戦目は、金田・エップラー・左澤・小林・吉田が6回1/3を無失点。
13回1/3、一点も許さず

近藤と山崎の強制帰宅以降、ブルペン陣の踏ん張りが目立ちます。

今日など5投手で一つの四球も与えず

特にルーキーの左澤は、向かっていくピッチングが観ていて気持ちがよかった。



強制帰宅

打者と勝負ができず、さらには打つ気がない相手にストライクが入らない。
そんな投手はプロではない。

強制帰宅という西村の厳しさが、
投手の気持ちを、姿勢を、明らかに変えました。

サラリーマンと違い数か月後に職を失う可能性すらあるのがプロの世界。
こんなことでチームが瓦解するはずもなく。

そして、また上がってこい、
近藤、山崎。



10連休

ゴールデンウイーク最後に大惨敗、そして3タテ。
ソフトバンクファンにとっては最高の、オリックスファンには最悪の大型連休の終わり方

ゴールデンウイークが終わるのはただの暦の問題で、チーム状態が好転する材料とはなりえず。

柳田・中村・上林がいないにもかかわらずソフトバンクには全く歯が立ちませんが、他の球団とはなんとか互角の戦いができているのがまだ救い。
しかし総じて、
明るい未来が正直みえず。

深いため息で終わった、長い長い10連休でした。



-アルバース
-, , ,