~オリックス、逆転サヨナラを待ちわびるも の巻~
敗戦への不安よりも逆転劇への期待
1点ビハインドが重くのしかかる展開ながら、
いまのチームの勢いがあれば1点差ならと、敗戦への不安よりも逆転劇への期待を抱いて観ていた試合。
九回表の守りをさっと終わらせて、お楽しみの九回裏にと気は移るも、
その九回表が長い長い。
5安打にエラーも絡んで5失点。
お楽しみは霧散、勝利も霧散。
4か月ぶりの最下位脱出も、持ち越し。
昨日当たりに当たった安達が、疲労を考慮してかスタメン落ち。
代わりにショートに入ったのは鈴木昂平。
八番・九番と打てない選手が二人並ぶは、パリーグの勝ち頭・有原相手では厳しい。
ただそれは彼ら二人を責めるにあらず。
今日の有原は打ち崩せるレベルではなかった。
しっかりと指にかかるストレートはキレもスピードも申し分なく、
縦でなく定義通りに横に流れるスライダーは曲がり幅も大きく制球も文句なし。
七回二死二塁、同点のチャンスで代打に起用された宮崎への3-2からの7球目。
敵ながら天晴の一球でした。
アルバース
オリックス先発のアルバース。
前回の復帰登板が偶々か否か。
答えは否。
しっかりと腕を振って打者に立ち向かう姿は、昨年のそれ。
5回91球で降板となりましたが、内容的には十分なものでした。
二回の宇佐見、四回の中島への内角ストレート。
この内角攻めを観て、ついぞそれができなかった松葉のことをふと思い出しました。
山田修義
アルバースの後を受けてマウンドに上がったのは、吉田一将、山田修義、海田智行。
特に山田修義。
次々と左打者が出てくる日本ハム打線相手に、回を跨いで奮投しました。
九回の澤田と小林は力不足。
澤田に関しては復帰後初登板を1点差という厳しい場面で命じるのであれば、大勝のソフトバンク2戦目に投げさせておくべきでした。
竹安 vs 金子
勝てた試合との念もあるものの、相手先発が有原でもあり、ある意味仕方なし。
明日の先発は、前回プロ初完封を飾った竹安大知。
相手は、因縁の金子弌大。
金子の対オリックス防御率は0.86。
晩年の投手にこの数字は情けないの一言。
金子4勝の半分を献上も情けないの一言。