~オリックス、練習試合さっそくの2連敗 の巻~
枷
待ち望んだプロ野球。
待ち望んだオリックスの試合。
いざ始まると、オリックス勢のつまらないミスと力のないスイングに呆れ、予想通りの敗戦に溜息が漏れる。
それならば観なければいいものの、そうはいかないのが悲しきファンの性。
対外試合二日目にしてストレスが募りますが、オリックスファンである以上それは避けられぬ枷。
若月健矢
野手で目立ったのは、若月健矢。
第一打席でライトスタンドに運ぶ先制弾。
また韋駄天・周東の盗塁も阻止。
さすが昨年のパリーグ盗塁阻止率トップ。
オープン戦最終盤に故障、ようやく復帰となった若月。
開幕延期の恩恵を受けた選手の一人。
ジョーンズとバント
四回、五回、六回、八回の好機。
六回を除き点は入ったものの、もう一本が出ない。
ここでもう一押しできていれば大量得点となり、試合の流れは大きく変わっていました。
四回のジョーンズの盗塁死。
無死一二塁から大城には犠打のサイン。
高めのボール球を見逃すも、二塁走者のジョーンズは飛び出し、結果として盗塁の形となって三塁でアウト。
一二塁での犠打は、三塁がタッチプレーではないため二塁走者はどうしても前がかりとなり、またMLBでは犠打自体が少ないため、ジョーンズには経験が少ないプレーだったはず。
このミスは貴重な経験となったのでは。
ただ、この場面、四回裏で2-5、3点ビハインド。
次打者は若月、安達、後藤と下位打線に向かっていくことを考えれば、不必要なバントです。
上述のように、二走のジョーンズの判断力を試したとすれば話は別ですが。
アルバース
ピッチャーでは、先発のアルバース。
こちらも開幕延期の恩恵を受けた選手の一人。
左打者の内角に直球を制球よく投げ込み、勝負は外のスライダーにカットボール。
セオリー通りの配球ながら打者のバットが空を切り続けた(3回6奪三振)ところをみると、相当にキレがあったのでしょう。
ただ、ジョーンズにロドリゲス、ディクソンにヒギンスと外国人枠に現状空きがない。
モヤ
昨日無気力三振のモヤは本日も途中出場。
昨日とはうって変わって豪快なスイング。
首脳陣からの懲罰もなかったことを考えると、ブラックアウトチューズデーというストライキ運動の一環だったのでしょう。
それはそれで結構も、それならば勝負始まってすぐの初回先頭打者でモヤを使っていれば、アピールとしてはより効果的だったのでは。
待ち望んだ対外試合、九回二死1点ビハインドで長距離砲のモヤ。
ファンの興奮がマックスになるなかで、なんの宣言もなくあのようなプレーをみせられれば、ファンが訝るのは当然のことです。
よろしければ一押しお願いします。