祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

アルバース

~オリックス、好投・アルバース! の巻~




 アルバース

安達のタイムリー、
黒木の力投、
そして、
山本のプロ初セーブ

オリックスファンにとっては嬉しいことが数多くあった今日のゲーム。
そのなかでも特筆すべきはやはり、先発・アルバースの好投でしょう。

球速からは軟投派と思いきや、
130キロ後半のキレのあるストレートで押しまくるピッチングは、
強力・西武打線にも通用。

アルバース、
7回2失点で3勝目
を挙げました。
これで昨日の田嶋に並ぶチームトップの勝ち頭。

補強が的を射ています。



 三つの危機

普通の投手なら崩れてもおかしくなかった場面が三つありました。

一つ目は、三回の宗の後逸
続く打者が前回の三連戦で痛い目にあった源田でしたが、レフトフライに切って取りました。

二つ目は、五回の自身のボーク
今年からボーク基準が緩くなり、それに照らし合わせるとセーフにはみえましたが、一塁塁審の判定はボーク。
それで一塁走者の二塁進塁を許し、その結果一点失ったわけですから、
内心、波立っていたはず。
しかし、後続を抑える。

そして三つめは、七回の安達のファンブル
ゲッツーと思ったところでのエラーで、一転、一死一二塁のピンチに。
しかし、ここも再びショートゴロを打たせ、
ゲッツーに打ち取りました。



 励ます

七回ゲッツーに打ち取った際は、思わず左手でガッツポーズをつくり、咆哮したアルバース。
それくらいアドレナリンが出ていたものの、
その興奮を敵にも味方にも悟られず。

エラーにもボーク宣告にも顔色一つ変えない姿は、まさに投手の鑑
これはアルバースの高い精神性が生むものでしょう。
エラーした宗を、安達を、励ます姿がそれを表しています。


 鬼門

鬼門の八回。
というか、
鬼門の黒木

3連投で今日も八回に登板。
相手は12球団屈指の西武の上位打線。
先頭の秋山への初球ストレートが大きく外れたときには覚悟しましたが、
小谷野の好守もあり、なんとか3人で抑えました。

いいときの黒木に見られるアウトローへの糸を引くようなストレートはまたみられなくなり、正直不安。
ですが、
今日の西武相手の無失点ピッチングが、自信を取り戻す一助となれば。



 クローザー・山本由伸

そして、
最終回のマウンドに上がったのは、山本由伸

増井が回跨ぎを挟む3連投で、今日の登板回避は既定事項(ゆえに黒木も明日はお休みでしょう)。
ならば増井に代わってクローザーを務めることができるのは、山本しかいません

今日は関西クラシック・阪急ブレーブス編で、1985~1988年に着用した淡青のビジターユニ。
クローザーとしてマウンドに向かう若い山本の姿をみて、
ふと、
背番号14・山内嘉弘のことを思い出していました。



 魔球

投球内容を形容するならば、
非の打ち所がない、というよりも、まさに圧巻。

150超のストレートに、140後半の(たぶん)カットボール。
さらにはスライダー、フォーク。

恐ろしいのがカットボール
キレも速さもあり、ストライクゾーンから落とせばそれはまさに魔球

増井よりもクローザーにふさわしいといっては増井に失礼ですが、
増井だけでなく、他球団の投手含めて誰よりもクローザーにふさわしいと思えるピッチングでした。

一昨日に続き、
称賛しかない山本由伸

五月反攻に不可欠な若武者です。



 闘将

五回のアルバースのボークに関して、福良が珍しく抗議をしました。
リクエスト導入により監督の抗議自体が大きく減少したなか、
怒気を発して審判に食ってかかる福良の姿はかなり珍しく。

ただ、この姿を、
この怒れる姿を、
ファンは待ち望んでいました。

前述した通り、胸にはHankyu、袖にはブレ―ビーがいた今日。
選手を守るため、納得いかない判定に戦う福良の姿に、
昨年鬼籍に入られた、闘将・上田利治が重なりました

今日の勝利、
もしかすると、大きなターニングポイントとなるやもしれません。



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