~オリックス、貧打再び の巻~
急転直下の2失点
勝負の11連戦、千葉を2勝1敗1分けで終え、神戸に移っての西武3連戦。
オリックスの先発は、荒西祐大。
力のあるストレートにキレのあるシンカーを武器に、先頭の秋山・源田を翻弄。
が、首位打者・森知哉に追い込んでから一二塁間を破られ、四番・中村に真ん中低めのスタンドに運ばれ、急転直下、あっという間の2失点。
長打力…。
実に羨ましい。
荒西祐大
その後は七回まで無失点1安打ピッチングの荒西。
無四球で、自滅する雰囲気もなく、プロ入り最高の投球だったのでは。
右バッターにはカット、左にはシンカーとホームベースを広く使い、西武打線に的を絞らせませんでした。
中村に打たれた一発も甘いといえば甘いも、それをしっかりと捉えた中村がお見事。
このピッチングで負け投手となるはあまりにも酷。
思い出されるは、
先発陣を見殺しにし続けた4・5月の貧打。
一・二番機能せず
8月に貯金ができたのは、疲れが出てきた投手陣を打線がカバーできたから。
その立役者は8月の月間MVP候補のロメロですが、そのロメロが欠けただけで、こんなにも期待が薄くなるものか。
西武に比べると著明に長打力が欠け、
ならば確実性(打率)に目を向けても、まったく敵わない。
福田が沈み、西野の穴すら埋められず。
よって一・二番が機能せず、吉田正尚の前にランナーが溜まらない。
西武中継ぎ陣vsオリックス貧打線
相手先発のニール。
ストレートは140前半も、画面を通しても分かるくらいに綺麗な真っすぐがない。
しかも指にしっかりかかっていて、ボールに切れがある。
勝っている理由がわかる投球でした。
ニールが代わってからが勝負で、そこまで荒西が耐えきれているかがこのゲームの一つのポイント。
それは荒西自身がクリア。
あとは西武中継ぎ陣vsオリックス貧打線。
結果は西武投手陣の勝ち。
ならば、他の投手陣にも勝てません。
一段、力が違う
結局、5点差となった九回裏に満塁からの内野ゴロの間に頂いた1点のみでお茶を濁し。
3四球を貰ってのこれですから、いよいよ重症。
上述した通り、思い出されるは、
先発陣を見殺しにし続けた4・5月の貧打。
強力先発陣もいまは昔の感あり、だからこそ8月のような打線の奮起が必要。