~オリックス、今季13度目の完封負け の巻~
13度目の完封負け
最終回の攻撃も三者凡退で終わって、今季13度目の完封負け。
63敗中13回の零封は5敗に1回の割合。
こういう試合をしているから、一打で試合を変えうる可能性を秘めた佐藤輝明を指名するわけです。
確かに相手先発バーヘイゲンはよかった。
しかし、なんとか1点は取れないものかとは思います。
が、ここまで完封負けが続けばどうせ今回もという諦めも併存していました。
先発・増井浩俊
先発の増井浩俊は今日も好投。
5回2/3、82球での交代。
中10日あれば100球は投げて欲しいもの。
実際無失点、内容的にもまだまだ余力があるように感じられたことを考えると、ベンチは最初からこれくらいでと決めていたのでしょうが、過度なベテラン扱いは選手の老け込みを加速させます。
今季は途中からの先発転向ゆえの配慮もあるのでしょう。
しかし最初から先発調整となる来季は中6日でしっかりと回して欲しい。
安定感は三本柱の次。
ローテにしっかりと入るだけの投球を先発・増井はみせてくれています。
ディクソンとヒギンス
0-0の九回裏のマウンドに上がったのは、当然にクローザーのディクソン。
先頭の大田に四球、犠打後、苦手の清宮にも四球を与えて一死一二塁。
ビヤヌエバのヒットはレフト吉田の正面に行ったおかげで吉田の補殺に助けられましたが、次打者宇佐美のレフト前ヒットは正面とはいかず、均衡を破る失点を与え、結果この1点が決勝点に。
四球に泣くのはこれで2試合連続。
ここ最近はセーブを重ねていたディクソン。
しかし、内容的にはいまひとつというピッチングが続いています。
セットアッパーのヒギンスが今日も三者連続三振と圧倒的なピッチングをみせただけに余計にそう感じます。
近年は複数年契約を結んできたディクソン、今季は単年。
脆弱なブルペン陣を考慮すれば来年もとなりそうですが、年齢的にもクローザーはさすがに厳しそう。
「かなわなかった」
陰の西村から陽の中嶋への指揮官交代による特需はすでに終わり、ここ最近の敗北ではチーム力の差、選手個々の力のなさを痛感。
即戦力が期待される野手は今ドラフトで獲得せず(できず)、選手個々のベースアップに期待という来季。
二軍時代は選手の自主性を重んじてきた中嶋。
「かなわなかった」と評したソフトバンクとの差を埋めるために秋春キャンプで行うは、かわらず自主性の尊重か、ソフトバンクに負けないくらいのハードワークか。
ただどちらにせよ、これまでと同じことをやっていては、この差、いつまでたっても変わりません。
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