~オリックス、ディクソン退団 の巻~
田嶋大樹
エースで五割復帰ならなかった次の試合は福岡でのソフトバンク戦。
オリックス先発は田嶋大樹。
左殺しの川島を三球三振に斬る最高の立ち上がりも、二番に入った甲斐に四球・盗塁を許してテンポが崩れ、四番・柳田の巧打兼豪打のスリーランであっという間に3失点。
この一打で田嶋の調子は乱れ、その後幾度が立ち直りの気配をみせますが戻りきれず、5回0/3/被安打10・失点7で負け投手。
マルティネス
勝ち投手はソフトバンクの先発マルティネス。
柳田のスリーランに初回にもかかわらず絶望感を感じたのは、マルティネスの状態の良さがあったから。
これで対マルティネスは今季2戦2敗、防御率0.00。
WHIP0.86と手も足も出ず。
オリックスが苦手にしているという事実もあれど、マルティネスがようやくリハビリを終え2018年の状態に戻ったというのが適切かも。
マルティネスの状態を把握し、さらにはキューバ選手の五輪予選離脱も当然視野に入れていた上での獲得。
年齢もまだ30歳。
流石のソフトバンク。
ディクソン退団
助っ人でいえば、長きにわたってチームに貢献してくれたディクソンが退団。
家族を伴っての来日を望みながら叶わず、が退団理由。
コロナ禍のなか価値をどこに置くかは人それぞれ。
MLBでも、サイヤング賞を獲得したプライスは一年休み、持病を抱えるグレゴリウスは補償があるにもかかわらず、試合中マスクを付けながら試合に出続けました。
個人的には家族思いで優しいディクソンらしい選択かなと。
素晴らしい働き
8年にわたってチームに貢献してくれたディクソン。
数字もある程度計算のできる投手で、WARでは成績以上に評価される選手。
来季再契約の道筋も残されていますが、成績は下り坂。
年齢を考慮すればさすがに難しいか。
今季働ければ、ディクソンの悲願であった日本人枠となるはずでしたが、それでも、先発・抑えと素晴らしい働きをみせてくれました。
ただもしかしたら、いまだメンバー発表はありませんが五輪米国代表としての来日はあるのかも。
新外国人
ディクソンリリースの報あれば新外国人投手獲得のニュースも。
ツインズ傘下のグレン・スパークマン投手とのことですが、3Aの開幕は5月。
実戦いまだ乏しく来日がいつになるかも当然未定。
来日後の隔離期間も考慮すれば即座に戦力とはなりえませんが、7月中旬からの1ヶ月の五輪休みをその調整期間に充てることも考えているのでは。