祈優勝! オリックスバファローズ

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ディクソン

~オリックス・ディクソン、清宮に初本塁打を献上す の巻~




 清宮、プロ初本塁打

二回表、先頭の五番・清宮

オリックス先発・ディクソンの真ん中高めの甘いスライダーを見逃さず、
ライトスタンドへ、打った瞬間のプロ初本塁打。
高卒ルーキーが5月にプロでクリーンアップを打っているだけでもその凄さは明らかなのですが、
この一発には、ことばもなく。

自分のタイミング(間)を持っており、
打席でバタバタすることがありません。
さすがです。

ドラフト時から高く評価していましたが、敵チームながら将来の日本球界を背負っていくべき選手が順調に育っているのを観るのは嬉しくもあり。

この清宮の本塁打で先制点を許し、
三回には西川にヒット、盗塁を許し、三番・アルシアのセカンドへの内野安打で二点目。

その後のピンチはなんとか凌ぐも、
ディクソン、不安しかなく



 勢い

その裏、
安達、山足の硬軟織り交ぜた2本のライト前ヒットで無死一二塁。
犠打がもっとも難しい場面で山崎が初球をしっかり決め、
迎えるバッターは、吉田正尚

4球目の高めの甘い変化球を仕留めきれず嫌な感じがしましたが、
6球目、同じような変化球を今度は見逃さず、ライト前へ。

2点ビハインドをすぐに返すチームに、勢いを感じましたが…。



 西川を避け大田

四回も得点圏に走者を進められたディクソン。

二死二塁でバッターは2打数2安打の西川。
続く二番の大田から2三振を奪っていますが、大田には何度も痛い目に遭っており。

私的には一発のある大田の方が怖かったのですが、
バッテリーの選択は、西川を避け大田勝負

初球、一・二打席目にしっかりと放れていたインコースを山崎は要求するも、
ディクソン攻めきれず、真ん中に入ったストレートを大田が逃すはずもなく、会心のスリーラン

同点に追いついた直後の3点は、選手・ファンの戦意を喪失させるに十分な一発でした。



 二番・大田

昨日は一番に打率1割台の杉谷を起用し、二番に西川を置いた日本ハム。
その反省からか、
今日は一番に西川、二番に大田を配置。

思い起こせば、
札幌での3タテは二番・大田にやられたもの
(さらに思い起こせば、金子から放った大田の本塁打も、内よりのストレートを叩いたもの)

二番に長距離打者を配する利についてはこれまで幾度も書きましたが、
今日もその威力を実感する結果となりました。



 二死ランナーなしから、二死満塁

その裏、二死からTがフェンス直撃のツーベース。
あと1メートルで本塁打という当たり。

次打者が一発のあるマレーロとはいえ、ツーアウト。
ここはランナー溜めるよりも、一点返して反撃態勢をつくりたかった。

マレーロが四球を選んで二死一二塁。
ここで打撃好調の安達。

4球目のボール気味の外角ストレートをストライクと判定されて正直終わったと思いましたが、
次のストライク気味の外角ストレートはボール判定。
審判のいってこいのおかげで九死に一生を得て、次の厳しい球を見逃して二者連続のフォアボール。

二死ランナーなしから、二死満塁
打席に入るは、昨夜のヒーロー・山足達也



 結果、三振

しかし、結果は三振
山足にはなんとか粘ってほしかったところでしたが、正直粘れる球でもなく、
きっちり攻めた上沢のピッチングを褒めるべきでしょう。

その後はチャンスらしいチャンスもなく、
イニングを重ねるのみ。

かくれ防御率トップだった上沢の前に、敗れ去りました。



 ディクソン

4敗目を喫したディクソン

前回の西武戦でも初回に5失点。
中盤立ち直ったものの、総じてみれば先発の役割は果たしておらず

そして今日のこの不出来。

もうチャンスは与えました。
残念ながら下で再調整でしょう。

昨シーズン後半から長いイニング放れなくなっており、
中継ぎ転向の方がディクソンの良いところが生かせると思っています。



 近藤大亮、ねじ伏せる

清宮の記念すべきプロ入り第一号で、今日の試合は日本ハムが支配。
しかしそんななかでも、一筋の光明もあり。

近藤大亮の力投です。

打者6人から、2つの空振り三振と3つの見逃し三振を奪いました。

清宮は三球三振で手も足も出ず。
他の4人もストレートで押しまくり、空振りを奪った最後の球もすべてストレート。
まさに、打者をねじ伏せる

今日の近藤のピッチングは、
今季最高の素晴らしいものでした。

この近藤の気迫あふれるピッチングは、明日の試合にきっと繋がってくれるはず。
いや、
繋げなければなりません。



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