~オリックス、12試合で3度目のサヨナラ負け の巻~
12試合で3度目のサヨナラ負け
間に合わないタイミングでショート・福田が一塁に投げ、
右に逸れたその送球を一塁・メネセスがグラブに当てて弾き、
転がる間に三塁ランナーが還り、サヨナラ負け。
今季12試合ではや3度目のサヨナラ負け。
このような展開だとまたサヨナラ食らうな、とある程度覚悟しながら試合終盤を観ていますが、案の定。
そして、この展開はあまりにも情けない。
ミス
タイミング的にはセーフでも一塁に投げるのは、内野手の本能としては理解できます。
ただ、余計なことをすればミスの可能性が増えるのもまた事実で、
最後の最後、一番大事なところでミスに繋がりました。
一塁のメネセスもグラブに当てており決して捕れない球でなく。
足を一塁から外せばなお楽に捕れたはず。
なんとも割り切れない負け方で、借金は3に逆戻り。
いい試合ができているだけに、とにかく、もったいない。
6回121球
オリックスの先発は、今季3度目の登板となる山岡泰輔。
ピンチになるとギアを上げ、無失点に抑えました。
しかし、六回での降板となり、六回で球数は121。
今日も正直打たれそうな感じはなく、
西武打線は打てそうな感じがしなかったはず。
ならばと一人一人が粘り、球数を放らせ、好投・山岡をマウンドから引きずり降ろしました。
打てないなりに
逆に、早打ちで西武先発・多和田を助けたのがオリックス打線。
淡泊な攻撃で凡打の山を築き、6回2/3まで一人のランナーが出ず。
打てないならば打てないなりに工夫を、とは思いますが、
それができるほどチームとしても個人としても熟れておらず。
確かに今日の多和田の出来は非の打ちどころのない投球ではありました。
が、だからこそ。
孤軍奮闘
それでも七回・九回と二つのチャンスをつくったオリックス。
ともにヒットで塁に出たのが吉田正尚。
チームのヒット数は2で、まさに吉田が孤軍奮闘。
いつの間にか西武の主砲・山川の打率を抜きました。
頓宮、ロメロと倒れ結局点は入らずも、正直右打者が多和田のキレキレのスライダーを捉えるシーンが想像できず。
であるからこそ、なぜスライダーピッチャーである多和田のときに杉本裕太郎をスタメン起用したのかがいまひとつ理解できず。
ただ、いい当たりのセンターライナーもあり、杉本の成長は垣間見えました。
チーム打率,201
好投の山岡を六回で引きずりおろした西武と、
好投の多和田を九回まで投げさせたオリックスの差が、1点として現れました。
しかし、打てない。
二軍でほとんど試合に出ていないロメロを四番に置かざるを得ないのがチームの窮状を表しています。
打撃不振のメネセスはついに七番降格。
スタメン見れば、初出場の杉本込みで打率1割以下が5人。
チーム打率は,201と一割台寸前にまで落ち込み、もちろん12球団最低。
とにかく、
打てない、打てない、打てない。