~オリックス、キャプテン・福田周平、二軍落ち の巻~
二軍落ち
5カードぶりの勝ち越しを逃したオリックスは、今季から主将を務める福田が不振で降格する事態になった。4試合ぶりの先発出場で三ゴロと二ゴロに倒れて19打席連続無安打(3四球を含む)。5回からベンチへ下がり、試合後のコーチ会議で2軍での再調整が決まった。(スポニチ)
攻守に冴えがないプレーが目立った福田周平が二軍落ち。
今季からキャプテンを襲名した福田の降格は、いまの福田の状態を鑑みれば、やむなしの印象。
開幕直後は福田らしい打撃ができていたものの、徐々に低下。
安達の抜けたショートを任されると、凡ミスでその座を手放し、
セカンドに戻ってからも右肩下がり。
そして、ついに二軍落ち。
聖域なき降格
オープン戦終盤、副キャプテンの山岡がベースカバーを怠ったことで西村の逆鱗に触れ開幕投手剥奪かというところまでいきましたが、昨日の試合の勝負を決した3点目のセンター前ヒットへのキャプテン・福田の対応もそれと同じ。
キャプテンといえど一選手。
数字が出なければ試合に出れず、
やるべきことを怠れば一軍に居場所はない。
それは重責を担うキャプテン(または副キャプテン)だとなおのこと。
聖域なき降格に異論はなし。
負の連鎖
プロ2年目でのキャプテン襲名は確かに早い。
ただ、阪神のキャプテンもプロ3年目、福田と同年齢の糸原。
そのひたむきなプレーや向上心、また野球偏差値の高さはキャプテンにふさわしいもの。
そう考えたからこそ首脳陣は福田に主将を任じた。
しかし、勝ち星が増えないチーム。
最下位が定位置となり、それを挽回するだけの引き出しはプロ2年目の新キャプテンは備えておらず、自らを苦しめ、
そのことがプレーにも影響しとんでもないミスで試合も落とした。
負の連鎖がまさしく鎖となって、福田をがんじがらめに縛りあげ、福田から最大の長所であるひたむきさ・ボールに対する貪欲さを奪っていきました。
成長の一助
絡んだ鎖を解きほどくことがいまは肝要。
福田がオリックスに必要な存在、
また負け慣れたチームを変えうる可能性を秘めた選手であることは間違いなく、
リフレッシュし、元の福田に戻ってくれれば。
打率,231は期待打席到達36人のうち29位。
福田が打率より重視する出塁率は、36人中33位。
これが福田の実力でないことは確か。
福田ならば、この降格を糧とし成長の一助としてくれるはずです。