~オリックス、福田周平・モヤの昇格で連敗ストップ! の巻~
福田周平⇔中川圭太
中川圭太との入れ替えで福田周平が出場選手登録。
中川の再昇格については時期尚早と書いたばかりですが、わずか3日で再降格。
二日間代打で、投ゴロ、ボール球振っての空振り三振。
3試合目はラストチャンスでスタメンに名を連ねるも4-0。
6打席とはいえ、内容も乏しく降格やむなし。
下で(復調傾向だったとはいえ)大した結果も残さず上に上げてこの内容。
期待の選手だからこそ、甘やかさず厳しく接するのが選手のため。
レギュラー未満の選手は下で数字を残さないと上では通用しないというのは後藤駿太を代表としすでに証明済み。
17打席で6四球
福田に関しては、中川と異なり、怪我明け4試合で打率.364と結果を出しての一軍昇格。
本塁打も1本放っていますが、それより17打席で6四球を選んだという点に価値があり、OPSは驚異の1.224。
試合数は少ないとはいえ、福田らしい数字を残しての昇格。
下でしっかりと数字を残した選手を上げる。
そして上げたならば即使う。
これが二軍にいる選手のモチベーションを上げる唯一の方策。
下で三割打って一軍に上がっても一打席も与えられることなく降格させた白崎の例など、まさに愚の愚。
モヤ⇔ロドリゲス
中川の代わりが福田ならば、ロドリゲスの代わりはモヤ。
こちらも15試合/打率.359、本塁打2、OPS1.183と下では結果を残しました。
実戦に入ってのモヤの状態はライバル・ロドリゲスとの競争にならないくらいに酷く、必然のファームスタート。
よく立て直してきました。
故障明けのアルバースの休養降格で外国人枠が一枠空くも、その枠を打者であるモヤに回すわけもなく、崩壊気味の中継ぎに回して補填するは必定。
アルバースの代わりに一軍に呼ばれた左澤もきっちりと役目を果たしてくれました。
好調モヤ
そんななかで起きたロドリゲスのデッドボール。
診断は打撲。
死球後も打席に立ち、試合前の練習には顔を出していたとのことでそこまでの重症ではなかったと思われますが、モヤと天秤にかけた結果、好調モヤを首脳陣は選択。
NPB3年目、昨季のモヤの打率が.244/10本塁打(64試合)。
NPB1年目のロドリゲスの打率が.223/5本塁打(35試合)。
大して変わらず、モヤとの入れ替えに踏み切れなかったのも理解はできます。
奏功
結果的には、この入れ替えが奏功。
福田、モヤともに4打数2安打1打点でチームの連敗ストップに貢献。
福田は3年目にしてプロ初の三塁での出場。
アマ時代は遊撃手ゆえ景色が変わる心配もなく。
中川が散り、宗が掴めなかった三塁手争いに、前主将がまさかの参戦。
守備力を考えるとセカンド大城は外せず、三塁・福田の形で当分行きそう。
山椒は小粒でもぴりりと辛い。
福田周平、
オリックスでは数少ない、打席でなにかを期待させ得る選手。
齋藤綱記、プロ初勝利
試合は先発の榊原がいつものように(いつも以上に)大荒れながら、なんとか形を作って4回2失点。
その後を吉田凌→齋藤綱記→山田修義→ヒギンス→ディクソンと繋いで7‐2で勝利。
吉田凌に齋藤綱記、山田修義の高卒ピッチャーが一軍のマウンドで躍動する姿を観るはファンにとってはたまらない。
白星は2/3回を無失点(2奪三振)で凌いだ齋藤綱記に付いて、これがプロ初勝利。