~オリックス・福田周平、輝く の巻~
雨天中止
関西ダービー第二戦は、雨天中止。
オリックス・金子vs阪神・秋山の先発が予定されていました。
その対決は昨年もあり、金子が5回2/3を投げ自責点8で大敗。
予備日は再来週。
ローテ通りいけば、
オリックス・アルバース、阪神・メッセンジャーの再戦となりそうです。
福田周平
最近の試合で目立っているのが、ルーキーの福田周平。
ドラフト1位の田嶋大樹は、前評判通りの活躍をみせすでに6勝。
2位のK-鈴木に関しては、私の評価は素材型ゆえこちらも予想通り。
むしろファームでの成績は、予想を大きく上回るもので、
27回1/3を投げての防御率0.66には、驚きを隠せません。
そして、ドラフト3位の福田周平。
広陵→明大→NTT東日本の、大卒3年目でのプロ入りで、身長も169㎝。
時間をかけて育てていく選手ではなく、
一年目で出てこなければ、そのままずっと沈む可能性すらあるタイプ。
その不安を、ドラフト指名時から危惧していました。
さらに言えば、
俊足巧打の左打ちはオリックスには最も多い選手型でもあり。
パワー不足
宮崎での西武戦で、福良から守備での怠慢プレーを叱責され、
その後のオープン戦では、目立った活躍ができず。
同じ内野手の一歳下、ドラフト8位の山足が開幕スタメンを勝ちとった陰で、福田はファームスタート。
オープン戦ではパワー不足が著明で、
その傾向はファームでも変わらず。
大城、西野等の不振もあり、開幕3カード目の西武戦で二番スタメン起用されるも、
犠打失敗等でスイープの一因をつくった福田。
小島が落ち、鈴木が落ち、縞田が落ち。
それでも福田は一軍に残り。
正直、一軍にいる必要性をあまり感じていませんでしたが、福良にはなにかがみえていたようです。
最大の強み
4月24日の日本ハム戦でプロ初安打を放ったころからは試合中の落ち着きも窺え、
徐々に活躍の場を増やし、ここ3試合は右投手が先発のときにスタメン出場中。
バットを短く持ち、ボールを引き付けてから上から強く叩くバッティングスタイルは、現・ロッテ打撃コーチの金森理論に通じるもの。
体の開きも我慢できており、それが対左投手での高打率に繋がっています。
打率はいつのまにか,268まで上昇。
四球も稼げており、出塁率は,339。
ほぼ同じ打席数で同じ身長の西野を大きく上回っています。
相手投手に多くの球数を放らせ、
さらには四球を稼げる。
これが、福田の最大の強みです。
福良理想の具現化
非力をカバーできる打撃技術を習得し、数字を残せるようになるにつれ、
初球にバントの構えをみせ投手を揺さぶる余裕もでてきました。
もちろん見せるだけでなく、実際に厳しいところにセーフティバントを決めるわけですから、投手としては厄介。
また、盗塁4は小田と並んでチーム2位。
福田は、メジャーリーガー同様、ヘッドスライディングで二塁に滑りこみますが、その姿は福田の代名詞となりそうな予感も。
打てて粘れて走れて。
福良が望む二番セカンドを、福田が具現化できています。
競争激化
上述したように、オリックスに最も多いタイプの選手でもあり、
ドラフト前、私の中ではあまり評価の高くなかった福田。
高い実戦力を駆使し、小さな体で、ダイヤモンドを縦横無尽に走り回っています。
期待の宗の復帰も間近。
故障中に小田、西村が台頭し、宗ももう一度レギュラーを掴まなければならない立場になりました。
福良が標榜してきた競争が、
いま、激しさを増してきています。
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