祈優勝! オリックスバファローズ

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福良淳一

~オリックス、コーチ陣一二軍枠撤廃と三軍制 の巻~




2021年度コーチングスタッフ

前回の記事(~オリックス、能見篤史を投手兼任コーチとして獲得 の巻~)で少し書きましたが、今回はより深く2021年度コーチングスタッフについて。

以下、来季のコーチ布陣。

1軍監督 中嶋聡(51)
2軍監督 小林宏(50)
ヘッドコーチ 水本勝己(52)
巡回ヘッドコーチ 中垣征一郎(50)
野手総合兼打撃コーチ 小谷野栄一(40)
育成統括コーチ 別府修作(57)
投手コーチ 高山郁夫(58)
投手コーチ(選手兼任) 能見篤史(41)
投手コーチ 岸田護(39)
投手コーチ 入来祐作(48)
打撃コーチ 梵英心(40)
打撃コーチ 辻竜太郎(44)
打撃コーチ 松井佑介(33)
打撃コーチ 小島脩平(33)
内野守備・走塁コーチ 風岡尚幸(52)
内野守備・走塁コーチ 高口隆行(37)
外野守備・走塁コーチ 田口壮(51)
外野守備・走塁コーチ 佐竹学(46)
バッテリーコーチ 斎藤俊雄(36)
バッテリーコーチ 山崎勝己(38)
育成コーチ 平井正史(45)
育成コーチ 由田慎太郎(39)
育成コーチ 鈴木昴平(29)
ブルペン担当補佐 飯田大祐(30)
メンタルコーチ 酒井勉(57)



一二軍担当制の撤廃

報道で主に取り上げられたのは、一二軍担当制が撤廃された点。

福良曰く「全員で見てもらう。1軍が上じゃないし、2軍が下じゃない。同じ立場。(中嶋)監督もそういう風にやりたいと言っていた」。

監督主導の提案をフロントがすぐさま形にするということは一体感という意味では非常に素晴らしい。
また、一二軍枠の撤廃は、いかに今季西村時代、一二軍が連携できていなかったかという反省の裏返し。
もともと薄い選手層、調子のいい二軍選手の活用こそが躍進の鍵となります。

ただ現実問題、シーズンに入れば(キャンプでも)一二軍の働き場は異なるわけで、自然と一二軍コーチの固定化は進んでいくはず。



鈴木昂平

最重要強化ポイントの打撃面のコーチが5人中3人が新任という不安は前回の記事で書いた通り。
田口が務めていた野手総合のポストは小谷野が継承。
ただここは一軍ではなく二軍のヘッドコーチ的役割を(西村解任後と同様)担っていくのでは。

鈴木昂平がコーチ補佐から育成コーチへ。
チーム若返りの一環として急遽という感じで戦力外通告を受けた鈴木ですからこの流れも自然。
鈴木には申し訳ないも、守備固め中心の鈴木が抜けた穴は全くと言っていいくらいに感じず。
ほぼ守専任の中堅選手の代替はいくらでもいるということ。
MLBではその年のゴールドグラブ受賞選手ですら契約がままならないくらいに、(守軽視というよりも)打重視の流れが強まっています。



三軍制

で今回最も言いたいのは、三軍制がまた今年も確固とした形になっていないという点。

育成と名が付くコーチ5人がいわゆる三軍に当たる育成選手の指導に当たるということなのでしょうが、監督だけは一二軍を冠するのに育成(三軍)は監督不在。
肩書からみれば、育成統括コーチの別府修作がその任に当たるということか。

実戦の場を与えない限り選手の成長が見込めないのは周知の事実。
球界初の三軍制を立ち上げ、常勝ホークスの礎を築いた前ソフトバンクフロントの小林至曰く「選手に必要な打席数、投球回数から割り出して、2軍が150試合、3軍でも80試合を最低ラインとした」(ZAKZAK)。

監督を置いていないことを鑑みれば、残念ながらここまでの思慮はないと思われます。



育成の根幹

投資は抑えられ、出てきてくれれば儲けものと下手な鉄砲方式で育成選手を集めるのであれば、辞めた方がいい。
大した意志も目的も育成論もなくなんとなく獲り無責任に放逐した(ように思われる)2011年の稲倉大輝・柿原翔樹の例を繰り返してはならない。

20人以上の育成選手を抱えながら二軍戦に出場できるのはその中でもわずか5人。
育成という看板を掲げてその実は三軍制であれば文句はありませんが、そうであれば三軍を名乗らない理由がないわけで。

瀬戸山時代から幾度も話題に上ってきた三軍制
GM福良を先頭とし、育成に大きく舵を切ったと言いながら、育成の根幹となる三軍制を今季もまた構築できない

このチームが弱い理由がわかります。




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-福良淳一
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