~オリックス、2017開幕前夜 の巻~
開幕前夜
明日、待ちに待ったプロ野球開幕。
どのチームのファンも平等に夢をみれる時間はあと1日を切りました。
ここから先は否応なしに現実が押し寄せてきます。
一勝に笑い、一勝に泣く。
とにかく一日でも長く、緊張感のある、感情溢れる戦いを。
そして最終的には、1996年以来の優勝を。
今年こそ、その夢が叶うと信じ、
声を嗄らしてグラウンドの選手たちを応援します。
一点の大事さ
大言壮語の似合わない福良から出た、100%宣言。
1点の大事さがやっと分かってきたのかと突っ込みたくもなりますが、
9勝5敗で駆け抜けたオープン戦をみる限り、
福良のそのことばもあながち嘘とも思えません。
投手陣は攻めのピッチングで、与四球が減少。
攻撃陣では、吉田の離脱とTの不振という大きな誤算があり迫力は不足しているものの(オープン戦の本塁打数は12球団中11番目です)、犠打をしっかり決め、足を絡めて攻撃でなんとか一点を奪おうと努力する。
もっとチーム全体で工夫してほしいと感じる場面もみられましたが、
ただ漫然とイニングを消化しているようにみえた昨年と比べると、雲泥の差。
福良の言うように、選手の意識も変わってきたと感じます。
「どんなことをしても勝ちたい」
開幕戦の白星は10年を最後に遠ざかっている。
「大事なのは開幕ダッシュですから。どんなことをしても勝ちたい」と力を込めた。(以上、日刊スポーツ)
2011年から開幕戦は6連敗。
しかもそのうち、3試合でサヨナラ負け。
中山が打たれ、東明が打たれ、コーディエが打たれて消えた白星。
地団駄を踏んだ日々を思い出します。
ただ今年はサヨナラの心配はありません。
なぜなら7年ぶりのホーム開幕だから。
オリックスが最後に開幕戦の勝利を挙げた2010年、
オリックスの開幕投手は金子千尋。
相手は楽天。
場所は京セラドーム。
今年と変わらない条件設定に、頬を緩めます。
大事な開幕戦、「どんなことをしても勝ちたい」と語る福良のことばに夢を託し、
開幕前夜、静かに眠りにつきます。
明日から始まる、2017ペナントレース。
きっと素晴らしい結末が待っていることを祈って。
皆さんとともに喜べる日が来ることを祈って。