~オリックス・福良、冴える采配 の巻~
杞憂1
一夜明けても、4連勝の喜びは増すばかり。
やはり勝利は、気持ちがいい。
振り返れば、昨夜の試合、
スタメンみたときに、じつはイヤな気がしていました。
二番に西野に代わり、鈴木昂平。
八番に駿太に代わり、武田健吾。
開幕2戦目、
左の辛島に対し、西野・駿太をスタメンから外した結果、惨敗。
あの悪夢が脳裏をよぎりました。
が、
結果は皆さまご存知の通り、
武田は同点弾を放ち、
鈴木昂平もツーベース1本。
杞憂に終わりました。
杞憂2
昨日の先発は、金子。
中5日での登板でした。
福良の目算では、金子の中5日を3回続けることで、6連戦の頭を金子に託すようローテを変更していくつもり。
好調のチーム状態を考えれば、
わざわざ金子に不得手な中5日を強いらなくても、
この時期、そう焦らなくてもよいのではと思いましたが、
なんのことはない。
立ち上がりこそバタバタしたものの、
今回も、8回を104球でまとめるナイスピッチング。
これも杞憂でした。
とにかく、
ズバズバと福良采配が的中します。
合言葉
将のベンチワークが冴えをみせるなか、
グラウンドの選手たちはというと、
一つの合言葉のもと、有機的に動いています。
昨夜の宮崎のヒーローインタビュー。
「光があれだけ粘ってくれて、ボクもつなぐ気持ちでいって」。
ソフトバンクに連勝した4月15日の試合後、オリックス移籍後初の四番に入った小谷野がこう語っています。
「自分が決めるより、つなぐことを意識した。“つなぐ”がチームの合言葉になっているから」(4月16日・スポニチアネックス)
つないでつないで。
「つなぐ」が合言葉となっている、いまのオリックス。
一人ではなくチームみんなで投手と戦う。
いかにチームが一つになっているか。
このことば一つで分かります。
強いはずです。
17本塁打
明日からは、最下位のロッテと2連戦。
前回の京セラでの対戦では、まさかの負け越しを喫した以上、ここはきっちりとリベンジといきたいところ。
チーム打率2割を切るロッテ。
ナイターでの試合後に打撃練習する姿をみて、おもわず暗黒の石毛時代を思い出してしまいました。
そんなこと思い出すなんて縁起でもないことですが、
逆に言うと、
あの頃のオリックスと同じくらいロッテは苦しんでいるということ。
対するオリックスは、
現在、12球団トップの17本塁打の強力打線。
そういえば、
昨年は、開幕から12戦連続で本塁打ゼロというプロ野球新記録を樹立。
惨憺たる貧打でした。
それがいま…。
それだけでも分かります。
いまのオリックスは、
昨年までとは、
大きく大きく違うのです。