祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

福良淳一

~オリックス、風岡・福良の情けなき九回 の巻~




 宿痾

一点を追う九回表、オリックスの攻撃。
史上二人目の3年連続40セーブの記録がかかったサファテ、
緊張のためか大乱調で、先頭の吉田にストレートの四球を与える。

次打者は、欠場のロメロに代わって四番に入った小谷野
初球もストライク入らず、これで5球連続ボール。
サファテ、一人でアップアップしているにもかかわらず、
当然のごとく小谷野にバントのサインを出す福良
内角高めのボール球(結局6球連続ボール)を小谷野がうまく転がし、一死二塁の形をつくりましたが、
そこまで焦って、バントしなくてはいけない場面とは到底思えませんでした。

全くストライクが入りそうな空気のなかった投手に、
あっさりと犠打でワンアウトを贈る
ここは当然、ウエイトでいい場面。
バッターはなんでもできる小谷野。
もし追い込まれたとしてもなんとかしてくれます。

ほんと焦る必要ないのに、すぐ送りたがる福良。
これはもう、宿痾ですね。



 経験が生んだ信念

小谷野の場面で吉田に代えて代走・安達
バッターは好調続く五番・中島
二球目の内角ストレートを詰まりながらショート後方へもっていく。

守備範囲の広い今宮ですが、
同じショートを守る安達は、一目散でGO
経験から、必ず落ちるとの信念をもっていたようにみえました。

二塁から三塁へ全力疾走ということは、
もちろんその先のホームまで一気に駆け抜けるという腹つもり

ですが、ここでサードコーチャーの風岡の判断が遅い
安達は速度をいったん緩め、その後にホームへ突入
そのぶん間に合わず間一髪でアウト
惜しくも同点ならず…。



 サードコーチャー・風岡尚幸

いつも思うのですが、三塁コーチャーの風岡の判断がとにかく遅い。
ギリギリまで様子を見るのは分かりますが、
あの場面、
あそこまで安達が加速していたら回すしかないでしょう。
もし今宮に捕られたならばどうせアウトなわけで、三塁でストップさせる意味が分からない

ショート安達ゆえの好判断を無にした風岡。
この場面、中庸ほど意味のないものはない。
コーチで落とした試合と言っても過言ではないでしょう。



 笑顔で…

本塁アウトの判定も、画面上では安達の足が先に入っているようにも観えた、
それくらいきわどいプレー。

安達も完全には納得してないようにもみえましたが、
安達の横にいた監督・福良は、審判に向かって、
「無理?無理?」と笑顔で尋ねる
ビデオ判定のことだと思いますが、
勝負にかかわる大事なことを、
選手が命を懸けて戦ったプレーを、
笑顔で尋ねるなんて…。
そしてあっさり引き下がるなんて…。

基本、本塁クロスプレーのビデオ判定はコリジョンに限られるとのことですが、
それならコリジョンで訴えればいい。
それで、コリジョンではなく空タッチということで判定が覆ったことも過去にありました(2016年対ロッテ戦、ピッチャー吉田一将がベースカバーに行き、ビデオ判定で空タッチが判明し一点を与えることとなった)。

とにかくこの指揮官、
なにがなんでも勝つという強い意志がみえない
これが優勝争いの最中でもこういう態度をとるのか。
優勝争いから脱落しているからどうでもよくてこんな態度をとるのか。
どちらにせよ、戦う気持ちのない者はいますぐ去れ
それだけです。



 闘志

采配に関しては基本結果論になりますので、評価の難しい一面もあります。

たとえば、新いてまえ打線解消
これもロメロの欠場(日曜にデッドボールを受けての様子見とのことです)があれば仕方ないのかもしれません(もちろん私的には一番T、二番吉田は変える必要がないと確信をもっていますが)。

ただ、闘志
これは簡単。
あるかないか。
福良にはそれがない

私が福良に最も不満を感じるのは、この点です。

勝利にここまで淡白な監督が、
負け慣れたチームを変えることができるとは、到底思えません

亡き上田監督なら、
帽子投げ捨てながら主審に突っ込んでいったでしょうね…。




-福良淳一
-, , , ,