祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

福良淳一

~オリックス・福良、無死二塁は犠打という妄執 の巻~




 確信

結果的に9点差の大敗となった開幕第3戦。

ただ、オリックスが勝っていてもなんらおかしくない試合ではありました。

昨日の田嶋に続けと、同じくドラ1の山岡がこの日の先発。
ストレートは威力を増し、
変化球のキレはあい変わらず高いレベルで、
コントロールも問題なし。

あとは打線の援護と、オリックスファン誰もが思っていたなかで生まれたマレーロの特大ツーラン
これでこのゲーム貰った、と確信しましたが…。



 四球

六回裏。
これまでいい当たりが正面を突いていた内川にラッキーなヒットが生まれ、一死一二塁。
球場の雰囲気が一気にソフトバンクに傾いて迎えた、デスパイネの打席。

問題は2-2からのスライダー。
勝負に出たこの球が外に外れワンバウンド
伊藤が捕れず、二人の走者も進塁し一死二三塁、3ボール2ストライク。
次のスライダーが低めに外れてフォアボールとなりました。

一塁が空いたことで四球でもよいという選択肢も生まれ、
開幕後まだ無安打のデスパイネとの勝負がちょっと甘くなった印象。

この四球が結果的には大きな痛手となり、中村の満塁本塁打を呼ぶこととなりました。



 もったいない三球

その中村との勝負。

スライダーが2球外れたところでみえみえのストレート
伊藤はインローに構えるも、来たのは真ん中高め。
この失投を逃すような打者ではなく。

デスパイネへの5球目の大きく外れたスライダー、
デスパイネを歩かせた6球目のスライダー、
そして、
中村への5球目のストレート。

頭のいい山岡にしてはもったいない三球でした。



 榊原翼

その後は見るも無残なワンサイドゲーム。

昨日、松田にストレートを引っ張られていた黒木は今日はしっかり捉えられ、
続いて登板の榊原はワンアウトもとれず、四球を挟んで4連打で撃沈。
榊原の後を継いだ松葉は、この場面での起用に納得いかない空気を醸し出し、魂のこもったボールを放れず。

ソフトバンク押せ押せの空気のなかでの榊原のプロ初登板はかわいそうな面もありましたが、
現状では敗戦処理が主な仕事。
次カードから先発陣が3人加わることを考えると、ここでの登板しかなかったでしょう。
積み上げてきた自信は吹っ飛んだでしょうが、
それなら今日の経験を糧にしてまた積み上げればよいだけ
19歳。
まだまだ時間はあります。



 松葉貴大

それより松葉。
先発への強いこだわりを以前公言しており、
中継ぎでの登板、しかも敗戦処理は不承不承とはいえ、
昨日の田嶋のピッチングをみると、松葉を田嶋より上には置けません。

これがいまの松葉の置かれた厳しい現状
それならばこういう場面でいつも以上に抑えていかないと。

少なくとも、覚悟のこもったボールは一球もなかった
そう思います。



 生かせず

打線は幾度も訪れたチャンスを生かせず

マレーロ2ランの後、ツーベースを放ったTを還せなかったのが痛かった

伊藤の犠打失敗からの三振は論外も、
一死一三塁で宗が、
二死満塁で吉田が打っていれば、この試合勝っていたと思っています。



 送りバント

ただ、
私の中で今日のゲームで最も納得いかなかったのは、三回の宗の打席

安達ツーベースで無死二塁。
ここで打席に入るは、強打の一番・宗佑磨
しかし、
福良のサインは迷わずバント

相手投手は、暴れ玉が持ち味の中田。
もともと制球が良くなく、この日もその傾向通りでそれまで2四球を与えていました。

宗はバントの構えでストライクゾーンの球を待ちますが、それでも中田はストライク入らず3ボール。
一球待つかと思いきや、置きに来たストレートに素直にバント。

相手は中田。
四球も十分に考えられた場面で、

しかも3-0から送りバント

がっかりです。



 何であれバント

だいたい、無死二塁で宗。
次打者は山足。
宗と山足を比較してどちらの方が打てるかとなると誰がどう見ても宗。
宗を犠牲にしてまで送る必要性を全く感じず

しかも、一球待てる3-0で。

無死二塁
投手が誰であれ、
次打者が誰であれ、
カウントが何であれ、
福良は絶対に送るつもりだったのでしょう。



 妄執

その福良の決意、いや妄執は、六回の攻撃でも現れます

2点取ってTがツーベース。
流れが完全にオリックスに傾いたところで、八番の伊藤に送りバントのサイン。

2球犠打失敗し結果三振となった伊藤は責められてしかるべきも、
ここでもバント一択の福良の固執には、
開幕3戦目という希望と未来溢れる時期ながら、心底がっかりしました。

またこのような消極的采配をみせられるのかと思いながら観戦していた今日の試合。

山岡の好投、
マレーロの先制ツーランを素直に喜べない自分がいました。

今日の敗戦よりも、
この鬱懐とあと半年付き合っていかねばならないことの方が数倍つらい

暗い気持ちで、4月を迎えました。



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