祈優勝! オリックスバファローズ

~オリックスバファローズを心から愛するファンの、ブログ~

福良淳一

~オリックス、大逆転勝利で3連勝! の巻~




 謎の一二番

昨日の記事で、
「今日の勝利、
もしかすると、大きなターニングポイントとなるやもしれません。」と書いた翌日の試合。

先発ディクソンで不安ななか、
吉田正尚、福田周平の謎の一二番で試合に臨んだオリックス。

オリックス最強打者の吉田正尚を打線のどこに配置するかが打順の肝。

最強打者を打順が最も回ってくる一番に置くのはもっともなことながら、
最弱打者を九番に配する以上、一番打者は走者のいない場面で打席に入る確率が高くもったいなく(初回の攻撃などまさにそう)、
それならば、出塁率の高い打者を一番に入れ、最強打者を二番に置く。
これが二番最強打者論の骨子。

最近の吉田の不調もあり直接的な効果は少なかったものの、それなりに機能していた一番・宗、二番・吉田正尚を廃する理由は見当たらず。
さらに言えば、勝ち方もよく勢いが出てきたいま、
ちょこちょこ動かず泰然自若としている方が勝負の流れとしてよいのですが、
福良は、ちょこちょこ動きます。



 二番・福田周平

それでも、骨子の通り、一番・吉田はまだ理解はできます。
問題は二番・福田周平

走攻守三拍子そろったという前評判で入団した福田ですが、課題はもちろん攻。
昨日2安打も、打撃面はいまだ一軍レベルとは思えず。

強いてその効果を探せば、相手先発の外国人投手が小さい福田相手に投げにくいということくらい。

吉田とロメロの間に挟まれ、ここで打線が切れることは明明白白。
二番・大城の悪夢再び、と頭を抱えました

しかしながら…。



 一番・吉田正尚、的中

5点を追う四回。
大砲・マレーロのツーランで3点差に迫るも、安達、Tと倒れツーアウト。

八番・宗がヒットで出塁。
しかし次は九番の山崎。
いくら最近打撃好調でも…と諦め九割で観ていると、山崎、ライト前に落として二死一二塁

ここで打席に立つは、一番・吉田正尚
外角球をしっかりためて、左中間を破るツーベースで3点目

福良が絞り出した、一番・吉田正尚が見事にはまりました

二死二三塁と一打同点の大チャンス。
ただ、次は懸案の二番・福田…。



 二番・福田周平、的中

まだ四回も、ここが勝負どころなのは明らか。
代打の起用もと思っていましたが、福良は動かずそのまま福田が打席に

その福田、
初球をセンター前に弾き返し、まさかの同点タイムリー

福良が絞り出した、二番・福田周平が見事にはまりました



 ディクソン続投

先発のディクソン
球数増える試合中盤に崩れることが多かったのですが、今日は初回から大崩れ

内に放れず、球は高く、得意のナックルカーブも決まらない。
初回の4失点で正直勝負あり。

内容があまりにも不甲斐なく、
20日間塩漬けされた山崎福也がいれば、初回といえどここで交代という選択肢もあったでしょうが、
結果、ディクソン続投
いくら9連戦で投手が必要とはいえ、
オリックスの投手起用は同じ投手の重複ばかりで、澤田、小林、海田など使える投手はいました。

ディクソンが立ち直る兆しは見つけられなかったのですが…。



 回を跨いで吉田一将、そしてロメロ

結局、続投したディクソンはその後は試合をつくり、
4イニングをメヒアの本塁打1点で抑えました

六回からは吉田一将。
3連投の黒木はお休みなので、回を跨いで七回も吉田一将
3人ずつで抑え、チームに流れを呼び込み
七回裏、
ついに出たロメロの弾丸ホームランでまさかの大逆転成功

ガッツポーズが自然と出ました。



 山本由伸、降臨

八回は、昨日プロ初セーブを挙げた山本由伸が降臨

西武の強力クリーンアップに対峙するも全く臆さず
三者凡退でオリックスに来た流れを手離さず。

昨日の対決で山本を激賞していた西武の四番・山川との再対決は特に見応えがありました。

今後、山本には、
岡田政権一年目の平野のような役割が期待されます。



 クローザー・増井浩俊

一点リードの最終回は、クローザー・増井が登場。

痺れる働き場を求めてオリックスに来た増井にとって、
5点差をひっくり返しての今日の登板はまさに待ち望んだ舞台。

二者連続で三振を奪いツーアウト。
打席に入るはディクソンから一発を放ったメヒア。
3-2から真ん中低めにフォークを放り切り、空振り三振。

増井浩俊、三者連続三振でこの試合を締めました。

これぞまさしく、クローザー



 福良采配、的中

一番・吉田正尚しかり、
二番・福田周平しかり、
先発・ディクソンの続投しかり、
すべて私の読みは外れました。

ただ、そんなことは些事。
悔しさが一点もないくらいに、今日の勝利は気持ちが良かった

これでチームは今季初の3連勝
ソフトバンク・西武相手の3連勝、カード勝ち越しは非常に価値が高い。

もちろん選手個々の頑張りがあったとはいえ、
打順組み替えに投手継投、
福良采配が的中しての勝利

采配で勝つのがこんなに気持ちがいいとは…。
久しぶりの感覚と5点差をひっくり返しての大逆転勝利に、
軽い酩酊状態です。

ドームの天井の向こう、夜といえどきっと、
晴れたる青空が広がっていたことでしょう。



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