~オリックス、秋風吹く6連敗 の巻~
予兆
昨日の記事のタイトルを「~オリックス、力負けの6連敗 の巻~」と記しアップしたあと、
読者の方からご指摘をうけ誤謬に気付き修正。
どこかしら予兆めいたものがあったのでしょう。
西武のリーグワーストの投手陣でも、いまのオリックス打線が崩せるとは思えず、
オリックスのリーグトップクラスの投手陣でも、いまの西武打線を抑えきれるとは思えず。
で、結果は案の定の3タテ。
これで2カード連続。
今季ワーストの6連敗。
酷暑のなか、
冷たい秋風が頬を撫でていきました。
アルバース→山本→吉田一将
前回KOのアルバースが中5日で登板。
先頭を4度出しましたが後続をしっかりと抑え、7回2/3を1失点。
強力西武打線相手のこの力投。
前回の汚名返上には十分なピッチングでした。
八回ツーアウトから秋山、源田を塁に出したところで降板。
山本が浅村と対峙し、いい当たりを食らうもサードライナーで危機脱出。
九回裏は昨日に続いて吉田一将。
二夜連続の好投は、ロッテ戦での乱調を忘れさせるピッチング。
しかし今日も点が取れない。
犠打
二回、無死一二塁で武田に犠打を命じ失敗。
四回、無死二塁で今度は武田に犠打を命じずヒッティングも、引っ張って三進もできない。
七回、無死二塁で宮崎に犠打を命じ、次打者若月で勝負もショート源田の好守もあり還ってこれず。
三度チャンス潰えたと思ったところで大城のタイムリーで同点に追いつく。
そして勝負の十回、
無死一塁で前の打席タイムリーの大城に犠打を命じるも、後続の西野とロメロが不発。
十回裏。
このゲーム5度目の先頭打者が出塁した西武。
ここで辻はこのゲームで初めて犠打を命じ二塁に送って、代打の切り札・森を起用。
見事に試合を終わらせました。
敵ながら天晴です。
羨ましい
選手個々の能力の差はあるでしょう。
西武の強力打線があれば、基本犠打は必要ありません。
しかし、西武監督の辻は決して犠打を軽視しているわけではなく、勝負とみれば堂々と犠打を命じる。
昨日もピンチバンターを起用し、サヨナラを呼びこみました。
状況を鑑みての采配。
納得できる采配。
その采配にしっかりと応えられる選手。
素晴らしい、
というか羨ましい。
さすが首位。
それに比べて…。
白星なき連投
九回に吉田を起用し、昨日回跨ぎの増井はお休み…にせず。
そして打たれる。
ここは比嘉かと思いましたが。
これでいよいよの6連敗。
そのうち延長3回すべて勝てず。
そして、その間、
吉田一将は5回、
山本は3回、
増井は3回投げ、全て徒労に終わる。
白星なき連投。
疲労だけが溜まっていきます。
寂しさ
あれだけ左投手を避けてきた西野を、日本最高峰の左腕のときにスタメン起用。
もちろん左でも使っていくべき選手でそのこと自体は歓迎も、なにゆえ菊池のときからなのか。
いままでにもっと楽な左腕はいましたが…。
森の当たりを追うライトの小島。
これは追いつかないと諦めが感じられた後ろ姿に、
一抹の寂しさを感じました。
一球への情熱などではなく、
今季が終わったと感じる寂しさ。
采配で3つ落とし、
実力(と采配)で3つ落とし。
さあ、この連敗、
いったいどこまで続くのか。
光はまったくみえず。
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